ラトル・LSO・マーラー9番(大阪)



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<プログラム>
 (1) バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」 (Leonard Bernstein : Symphony No.2 "The Age of Axiety")
 (2) マーラー:交響曲第9番 ニ長調 (Gustav Mahler : Symphony No.9 in D majar)

開演:2018年9月23日(日) 14:00
会場:フェスティバルホール <大阪市> (Festival Hall, Osaka)
演奏:ロンドン交響楽団 (London Symphony Orchestra)
ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン (Krystian Zimerman)
指揮:サイモン・ラトル (Sir Simon Rattle)




ラトル指揮の演奏会は、今回で2度目。
あまり演奏会に出かけないワタクシとしては、珍しいことです。
前回は、2008年の兵庫県立芸術文化センターでの演奏会でした。
このときはブラームスの交響曲第1番と第2番をベルリン・フィルで演りました。
ラトルは今年6月にベルリン・フィルの首席指揮者を退任しましたが、
今回、音楽監督としてLSOを率いて日本へやって来ました。
9月23日はツアー初日の演奏会。
レコード時代からよく聞いたオケの一つで、「スター・ウォーズ」 などの映画音楽も数多く担当している
LSOの演奏会は今回が初めてなので、とても楽しみにしていました。


さて、演奏会ですが、13時予定の開場は会場準備が遅れて13時15分ごろでした。
14時予定の開演も、数分遅れました。

バーンスタインの交響曲第2番は聴き慣れていない曲なので、事前にYouTubeで予習しました。
指揮は作曲者本人のバーンスタインで、ピアノはツィメルマン(若い!)、オケはLSOと、指揮者以外は今回と同じ!
インターネットというツールで、自宅にいながらこういう予習がいとも簡単にできるのは、隔世の感がありますな。
で、実際に生で聴いてみると、まだまだ勉強不足を痛感。
ただし、LSOが以前と同じく高性能なオケということはよく分かったし、ツィメルマンも素晴らしかった。
jazzyな 「仮面劇」 がノリノリで、なかなかよい。

(休憩20分)

マーラーの交響曲第9番。
ホルンはアシストの1本を加えて、5本でした。
4楽章の56小節目に入るところで全身に鳥肌が立ち、目頭が熱くなってしまって。。。
そしていつも感じるのですが、4楽章最後の2小節の 「3連符+全音」 が
「サーヨーナーラーーーー・・・」 と聴こえて仕方がありません。
最後の音が消え行って、しばらくの静寂。
その後、割れんばかりの拍手。
演奏者の中にも、涙をぬぐっている方が見受けられました。
どれほど感動的だったか、推して知るべし。

アンコールは無し。



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≪余談1≫

 団員が楽屋に引き上げた後、止まない拍手に促されてラトルが再びステージに戻る動画が、
 KAJIMOTO(招聘元)のtwitterにアップされています。 →
 ステージに団員がいないのに、ラトルが全員立ち上がってのジェスチャーをしたのが不思議に思われるでしょうが、
 実は、なぜかステージに残っていたティンパニ奏者がラトルの指示に気付いて立ち上がり、
 孤独に万雷の拍手を受けることになって、会場が大笑いになった場面なのです。



≪余談2≫

 演奏会のあと、歩いてJR大阪駅へ向かっている途中の交差点で信号待ちをしているときに
 すぐ横の車道で同じように信号待ちをしているバスを何気なく見たら、乗客はLSOの団員の皆さんでした。
 カバンから今回の演奏会のチラシを取り出してバスに向かって振りかざし、手を振ったら、
 何人かが気付いてくれて、笑顔で手を振り返してくれました。
 東京行きの新幹線に乗るためにJR新大阪駅へ向かうところだったと思いますが、いい思い出になりました。



≪余談3≫

 LSOの公式twitterには、この大阪公演が大成功だったことや、聴衆への謝意などが記されていました。 →
 また、団員と思われる方のtwitterにアップされた日本の土産物店での写真に、
 「ポッキーを忘れないで!」 とのコメントが付けられていて、ほほえましかったです。
 (海外でもポッキーはよく知られているのでしょうか?)



≪余談4≫

 JR大阪駅中央南口にある 「水の時計」 は秋バージョンになっていて、
 案山子、稲穂、紅葉、ぶどう、赤とんぼなどの模様のほかに、五線譜と音符の模様もありました。
 海外からの観光客にも人気のスポットのようです。

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tag : LSO

佐渡裕指揮 ケルン放送交響楽団



佐渡裕指揮・ケルン放送交響楽団の日本ツアー2017。
兵庫県立芸術文化センターでの演奏をツアー初日にもってきたのは、氏が同センターの芸術監督になっていることもあるでしょう。

2017年10月21日(土)、台風が近づく雨の中、センターまで散歩がてら聴きに行ってきました。



<曲目>

  1.ワーグナー:ジークフリート牧歌
  2.シューベルト:交響曲第7番ロ短調 「未完成」
  3.ベートヴェン:交響曲第5番ハ短調 「運命」



ツアーの8公演は、すべてこのプログラム。
「未完成」 と 「運命」 がセットの演奏会を聴くのは、ワタクシ初めてです。
ずいぶん長いこと聴いていなかったこれらの曲を久しぶりにナマで聴いて、改めて心が揺さぶられました。
やはり名曲ですね。

アンコールは、モーツァルトの 「フィガロの結婚」 序曲でした。

今日29日は、今回の日本ツアーの最終公演の日。
ツアーの初めと終わりに台風来襲はお気の毒でしたが、懲りずにまた演奏しに来てください。




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≪余談≫

  兵庫芸術文化センター管弦楽団 (兵庫県立芸術文化センターの専属オーケストラ、通称:PACオーケストラ) の
  コンサートマスターのひとり四方恭子さんは、ケルン放送交響楽団のコンサートマスターもされていました。
  その当時の映像がYouTubeにありました。
  20年前の1997年のコンサート。
  指揮は、A.プレヴィン。
  曲はM.ラヴェルの 「マ・メール・ロア」 で、映像はその中から 「パゴダの女王レドロネット」 と
  終曲の 「妖精の園」 。
  「パゴダの女王レドロネット」 が終わると続けて間奏があるのですが、
  (4:48) からの四方さんのソロのなんと美しいことか!
  夢心地の間奏の後、「妖精の園」 が始まります。
  この終曲がまた、慈愛に溢れていて涙が出そうになります。








デボラのテーマ



6月の奈良の恒例行事として定着してきた“ムジークフェストなら”。
今年2017年ではジョン・ウィリアムズの映画音楽の演奏会があって、聴きに行きたかったのですが、残念ながら都合がつかず断念。
そうなると、無性に聴きたくなってきます。
YouTubeには映画音楽がたくさんアップされているので、いろいろ聴きました。
今の時代、こういうサイトがあって本当にありがたい。



Star Wars (ベルリン・フィル、ラトル指揮) [2:56]


ライトセーバーを弓がわりにして弾いていたり、
女性ホルン奏者がレイア姫の髪型だったりと、
突っ込みどころがいろいろあります。





シンフォニックなジョン・ウィリアムズもいいのですが、個人的にはエンニオ・モリコーネの曲がワタクシの心を揺さぶります。
映画 『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年) の曲も感動的でした。
映画 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984年) に登場するデボラちゃんのテーマは大好きな曲のひとつで、少女時代から彼女に恋するヌードルス (ロバート・デ・ニーロ) の回想シーンでこの曲が流れると、切ない気持ちが溢れてきます。


Deborah's Theme (Once Upon a Time in America) [4:22]





デボラちゃんの少女時代を演じるのは、ジェニファー・コネリー。
本当に可愛い!
物置で踊るときに流れていた曲は、「アマポーラ」。
この映画を初めて見たとき、オリジナル曲と誤解しましたが、映画の中で使われた編曲がまた素晴らしく美しい。


Amapola [5:23]

(この映像は映画と直接関係ないです)





成人したデボラちゃんを演じるのは、エリザベス・マクガヴァンという女優さん。
この映画では、無愛想で、影のある陰鬱な表情が多いので、いまひとつ評判は良くなかったようです。
そういう役柄ですから、ある程度仕方がありませんね。
眼が綺麗で、背の高い彼女は個人的にけっこう好きです。


デボラ (エリザベス・マクガヴァン)
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数少ない笑顔のシーン。





で、デボラちゃんを演じたエリザベス・マクガヴァン。
その後どうしたのかと気にかかって調べていたら、
NHKの日曜夜に放映しているドラマ 『ダウントン・アビー』 に出ていることを最近知って、びっくり!
グランサム伯爵夫人コーラとして登場しているではありませんか。
コーラがあのデボラちゃん??




2012年のカンヌ国際映画祭で、デジタル修復とともに未公開シーンが加えられた 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 が特別上映されました。
会場には関係者が集まり、ロバート・デ・ニーロ、マックス役のジェームズ・ウッズ、エリザベス・マクガヴァン、ジェニファー・コネリーという豪華メンバーが登壇しました。
そのときの様子がYouTubeにありました。


『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 特別上映会で ~ カンヌ国際映画祭 (2012年) [6:06]

観客席にいるエンニオ・モリコーネも拍手され、立ち上がっています。





で、エリザベス・マクガヴァン。
もっと驚いたことに、音楽バンドを持っていて、自らヴォーカリストとして音楽活動も行っています。


Everybody's Got A Song (2014)  [3:56]

バンドのHP →



デボラちゃん、元気そうです。



ヤンソンス・バイエルン・マーラー9番(西宮)



久しぶりにコンサートへ。


演奏:バイエルン放送交響楽団 (Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks)
指揮:マリス・ヤンソンス (Mariss Jansons)

<プログラム>
  マーラー:交響曲第9番 ニ長調 (Gustav Mahler : Symphonie Nr.9 D-Dur)

開演:2016年11月23日(水)14:00
会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール <兵庫県西宮市> (Nishinomiya, Hyogo Performing Arts Center)





やはり生で聴くのはいいものですね。

この曲の 「見どころ」 は、チューバがドでかいミュートを装着して演奏するところ。(笑)
BRSOの金髪のおねいさんが、頭頂のお団子髪を左右に振りながらコントラバスを演るところ。(笑)
このオケは女性奏者が多いですね。とくに弦楽器。


この曲、ワタクシの好きな曲のひとつ。
2楽章と3楽章は曲としてあまり好みではないのですが、1楽章と4楽章の素晴らしさと言ったら!
特に4楽章は感動的でない演奏はありえないのではと思うくらい。
そんな曲を豊潤なサウンドで紡ぎ出すオケ。
そのオケをドライブするヤンソンス。
素晴らしい演奏でした。
見どころ、聴きどころたっぷりの至福の時間を過ごすことができて、幸せでございました。






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公演チラシ
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公演後の兵庫県立芸術文化センター外観
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公演プログラム
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*追伸*

4楽章の最後の音がそ~っと消え入ってからタクトを下すまでどのくらい静寂の時間をキープするか、興味津々でした。
マエストロ、予想していたより早くタクトを下しました。
アバドみたいに長かったらどうしようと、内心ドキドキでした。
心配していたフライングのブラボーや拍手がなくて、よかった。


兵庫県立芸術文化センターの専属オーケストラ 「兵庫芸術文化センター管弦楽団」 (Hyogo Performing Arts Center Orchestra, 略して HPAC Orchestra ) のメンバーが、開演前の練習を聴いて感想を述べている動画があった。 → (YouTube)



宇野功芳さん亡くなる



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音楽評論家で、指揮者でもあった宇野功芳氏が2016年6月10日、亡くなりました。86歳。

直接お目にかかったことはありませんでしたが、
ワタクシが中学生のときの担任(音楽の先生)は功芳氏の夫人でした。
ワタクシが音楽好きと知った担任から、要らなくなった氏のレコードやオープンリール、
スコアなどをときどき頂きました。
貧乏な中学生にとって、宝物でした。

何番だったか忘れましたが、ベートヴェンの交響曲のスコアには、
フルトヴェングラー、ワルター、ケンペン、メンゲルベルクといった往年の名指揮者による
演奏の聴き比べ評が書き込まれていたのを覚えています。
そのスコアは紙質がとても悪く、経年の焼けもあって、
ページをめくるたびにぱりぱりと粉々になっていき、その後、無残な姿になってしまいました。

オープンリールでは、ルービンシュタイン(p)、オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団による
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番を繰り返し聞きました。

ただ、功芳氏のライナーノーツや書籍等での音楽評論は、中学生にはアクが強すぎました。
レコードを買うにあたってよく参考にしたのは、同じ音楽評論家の志鳥栄八郎氏の評。
雑誌 『FM Fan』 (廃刊) で連載されていた志鳥氏の「私のレコードライブラリー」を読んで、
紹介された盤の中からしばしば購入していたように記憶しています。

とはいえ、今までクラシックを聞き続けてこられたのは、
功芳氏から頂いたお宝のおかげと、感謝しております。

合掌。



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プロフィール

なむさいじょう

Author:なむさいじょう



阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

※2013年までの過去記事は本サイトへインポート後、一部を除いてリンクの更新等を行なっておりませんので見苦しい部分があります。ご了承ください。
※過去記事へのコメントも歓迎。

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