クリスマス・セッション


12月になるとあちこちでクリスマス・ソングが流れ、ベートヴェンの交響曲第9番「合唱付き」の演奏会が行われます。
ワタクシのコレクションにも関連する音楽はあるのですが、手持ちのCDの曲をそのままアップできないので、YouTubeから埋め込んでみました。 (音量にご注意)



まずはエルビス・プレスリー。

サンタクロースがやってくる (2:00)


ロック歌手のイメージが強いプレスリーですが、クリスマスやゴスペルの歌もたくさん残しています。





次に、ベートヴェンの第9。
確かに第4楽章は感動的だけど、宇宙的で、巨大、深遠な第1楽章が大好きだ。

ベートヴェンの交響曲第9番「合唱付き」 全約75分(第1楽章は冒頭から約18分間)

W.フルトヴェングラー/バイロイト祝祭管弦楽団 (1951年、ライブ)


年末になると第9の演奏会が多い理由は知っていたので、チコちゃんにとって「つまんねえ、ヤツ!」です。





その次。
マイルス・デヴィスの1954年クリスマス・セッション。
この年の12月24日に行われたスタジオ録音では、大御所・セロニアス・モンクが迎えられました。
『A HISTORY OF jazz ジャズの歴史物語』(油井正一著) によると、モンクは後輩格のマイルスに「俺のソロのバックでは、ピアノを弾くな」と指示された。
当然、モンクは面白くない。
セッションは緊迫した空気の中で進められたが、"The Man I Love"(Take 2) を録音中に“事件”が発生。

“ミルト・ジャクソン(ビブラフォン奏者)に続いてソロをはじめたモンクは、バック・リズムに対して倍にひきのばしたストレートな展開で十六小節まで弾いた時、つまりブリッジにかかるところで突然手をひっこめて、中断させてしまうのである。
 だんだん胸くそがわるくなってきたらしいのだ。
 驚いたのはベースとドラムだが、そのままリズムを続ける。
 スタジオの壁にもたれて、この有様をみていたマイルスは、たまりかねてラッパをとりあげ、「続けろ、続けろ」という合図を吹く。
 モンクは電撃的に、イン・テンポでブリッジを弾きだすのだが、マイルスの長く尾を引いた音にかさなるモンクのピアノと、そのかげで、一瞬ざわつくスタジオの雰囲気も巧みにとらえられているコレクターズ・アイテムである。
 マイルスとモンクは、その後二度と共演していない。” 
(同書)


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The Man I Love (Take 2) (7:55)

※ "事件”は 4:50 あたりから。やる気のないピアノのソロが始まり、やがて。。。


「MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS」というアルバムに入っているこのテイク。
「喧嘩セッション」とも呼ばれていますが、いざこざは実際はなかったとの説もあります。
普通ならお蔵入りになってもおかしくないのに、話題にして商売してしまうところはさすが。





その次、JR東海のクリスマス・エクスプレスのCM(4:59)。



スマートフォンも携帯電話も無かった時代の、ワクワク感、ドキドキ感が懐かしい。
駅構内の証明写真機から駆け出した女の子がぶつかる帽子をかぶった男は、たしか山下達郎だったはず。






最後、チャイコフスキーのバレエ曲「くるみ割り人形」。
クリスマス・イブのパーティーでくるみ割り人形をプレゼントされた少女クララが体験するお話で、最近、実写の映画が公開されていますね。
「花のワルツ」で大団円としましょう。

花のワルツ (8:13)




「ボヘミアン・ラプソディ」




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※注意! 繰り返し再生モードです。




話題のこの映画、フレディ・マーキュリー役がミック・ジャガーに見えるときがありましたが。。。
家の中に金閣寺のお札が貼られていたり、「厄神」などの漢字がたくさんプリントされたTシャツを着ていたりと、フレディの親日ぶりを見つけるのも一興です。
最後のライブ・エイドの再現シーンは圧巻で、映画館ならではの体験ができます。


この映画、20世紀フォックス映画なので冒頭に“20th CENTURY FOX”のロゴが映り、スネアドラムに続けてファンファーレが流れるのですが、このファンファーレは鼻の詰まったような音色のブライアン・メイのギターなのですよ。







1975年ごろ、ラジオの深夜放送で「Killer Queen」を聴いたのが、初めてのクイーン体験でした。
その後にリリースされたLPアルバム『オペラ座の夜』を聴いて、はまりました。
その中の「Bohemian Rhapsody」は曲調がどんどん変わるし、音のたたみ込みも刺激的な作りの曲で、オペラ的と言えばオペラ的なのですが、楽章間に切れ目のない交響曲のようにも聞こえました。
このアルバムの中で一等好きな「Love Of My Life」が、今回の映画の中でも使われていて感激しました。



「Bohemian Rhapsody」

リアルに6分あります。








映画を観た後、久しぶりにDVDを観ました。
初期のヒット曲を中心に、PVやライブコンサート映像が収録されています。

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メンバーが1曲ごとに思い出話をしている副音声があることに、今回初めて気付きました。
テレビ番組の司会者をボロクソにけなしたりと、興味深い裏話がたくさんあって面白い。



「We Are the Champions」はアンセムになっているし、高校野球の応援曲に「We Will Rock You」が使われているし、今また映画で盛り上がっているし、世代を超えて愛されるQUEENはやはり素晴らしい。





≪余談≫

NHK教育の「ハッチポッチステーション」という子供向け番組の中で、グッチ裕三が“GUEEN”のボーカル(フレディ)に扮して、「Bohemian Rhapsody」の替え歌で「犬のおまわりさん」を歌っていました。
映像も元祖「ボヘミアン・ラプソディ」のPVのパロディになっていて、完成度がとても高かった。
グッチ裕三が有名ミュージシャンのものまねをするこのコーナーのターゲットは、むしろ子供の親世代だったと思います。
ヒマン・ターナー(ティナ・ターナー)の「どんぐりころころ」とか、KISSA(KISS)の「おはなしゆびさん」とか、息ができないほど笑ったな。

 ※YouTubeから、
   GUEENの「犬のおまわりさん」 →
   KISSAの「おはなしゆびさん」 →


ラトル・LSO・マーラー9番(大阪)



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<プログラム>
 (1) バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」 (Leonard Bernstein : Symphony No.2 "The Age of Axiety")
 (2) マーラー:交響曲第9番 ニ長調 (Gustav Mahler : Symphony No.9 in D majar)

開演:2018年9月23日(日) 14:00
会場:フェスティバルホール <大阪市> (Festival Hall, Osaka)
演奏:ロンドン交響楽団 (London Symphony Orchestra)
ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン (Krystian Zimerman)
指揮:サイモン・ラトル (Sir Simon Rattle)




ラトル指揮の演奏会は、今回で2度目。
あまり演奏会に出かけないワタクシとしては、珍しいことです。
前回は、2008年の兵庫県立芸術文化センターでの演奏会でした。
このときはブラームスの交響曲第1番と第2番をベルリン・フィルで演りました。
ラトルは今年6月にベルリン・フィルの首席指揮者を退任しましたが、
今回、音楽監督としてLSOを率いて日本へやって来ました。
9月23日はツアー初日の演奏会。
レコード時代からよく聞いたオケの一つで、「スター・ウォーズ」 などの映画音楽も数多く担当している
LSOの演奏会は今回が初めてなので、とても楽しみにしていました。


さて、演奏会ですが、13時予定の開場は会場準備が遅れて13時15分ごろでした。
14時予定の開演も、数分遅れました。

バーンスタインの交響曲第2番は聴き慣れていない曲なので、事前にYouTubeで予習しました。
指揮は作曲者本人のバーンスタインで、ピアノはツィメルマン(若い!)、オケはLSOと、指揮者以外は今回と同じ!
インターネットというツールで、自宅にいながらこういう予習がいとも簡単にできるのは、隔世の感がありますな。
で、実際に生で聴いてみると、まだまだ勉強不足を痛感。
ただし、LSOが以前と同じく高性能なオケということはよく分かったし、ツィメルマンも素晴らしかった。
jazzyな 「仮面劇」 がノリノリで、なかなかよい。

(休憩20分)

マーラーの交響曲第9番。
ホルンはアシストの1本を加えて、5本でした。
4楽章の56小節目に入るところで全身に鳥肌が立ち、目頭が熱くなってしまって。。。
そしていつも感じるのですが、4楽章最後の2小節の 「3連符+全音」 が
「サーヨーナーラーーーー・・・」 と聴こえて仕方がありません。
最後の音が消え行って、しばらくの静寂。
その後、割れんばかりの拍手。
演奏者の中にも、涙をぬぐっている方が見受けられました。
どれほど感動的だったか、推して知るべし。

アンコールは無し。



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≪余談1≫

 団員が楽屋に引き上げた後、止まない拍手に促されてラトルが再びステージに戻る動画が、
 KAJIMOTO(招聘元)のtwitterにアップされています。 →
 ステージに団員がいないのに、ラトルが全員立ち上がってのジェスチャーをしたのが不思議に思われるでしょうが、
 実は、なぜかステージに残っていたティンパニ奏者がラトルの指示に気付いて立ち上がり、
 孤独に万雷の拍手を受けることになって、会場が大笑いになった場面なのです。



≪余談2≫

 演奏会のあと、歩いてJR大阪駅へ向かっている途中の交差点で信号待ちをしているときに
 すぐ横の車道で同じように信号待ちをしているバスを何気なく見たら、乗客はLSOの団員の皆さんでした。
 カバンから今回の演奏会のチラシを取り出してバスに向かって振りかざし、手を振ったら、
 何人かが気付いてくれて、笑顔で手を振り返してくれました。
 東京行きの新幹線に乗るためにJR新大阪駅へ向かうところだったと思いますが、いい思い出になりました。



≪余談3≫

 LSOの公式twitterには、この大阪公演が大成功だったことや、聴衆への謝意などが記されていました。 →
 また、団員と思われる方のtwitterにアップされた日本の土産物店での写真に、
 「ポッキーを忘れないで!」 とのコメントが付けられていて、ほほえましかったです。
 (海外でもポッキーはよく知られているのでしょうか?)



≪余談4≫

 JR大阪駅中央南口にある 「水の時計」 は秋バージョンになっていて、
 案山子、稲穂、紅葉、ぶどう、赤とんぼなどの模様のほかに、五線譜と音符の模様もありました。
 海外からの観光客にも人気のスポットのようです。

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tag : LSO

佐渡裕指揮 ケルン放送交響楽団



佐渡裕指揮・ケルン放送交響楽団の日本ツアー2017。
兵庫県立芸術文化センターでの演奏をツアー初日にもってきたのは、氏が同センターの芸術監督になっていることもあるでしょう。

2017年10月21日(土)、台風が近づく雨の中、センターまで散歩がてら聴きに行ってきました。



<曲目>

  1.ワーグナー:ジークフリート牧歌
  2.シューベルト:交響曲第7番ロ短調 「未完成」
  3.ベートヴェン:交響曲第5番ハ短調 「運命」



ツアーの8公演は、すべてこのプログラム。
「未完成」 と 「運命」 がセットの演奏会を聴くのは、ワタクシ初めてです。
ずいぶん長いこと聴いていなかったこれらの曲を久しぶりにナマで聴いて、改めて心が揺さぶられました。
やはり名曲ですね。

アンコールは、モーツァルトの 「フィガロの結婚」 序曲でした。

今日29日は、今回の日本ツアーの最終公演の日。
ツアーの初めと終わりに台風来襲はお気の毒でしたが、懲りずにまた演奏しに来てください。




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≪余談≫

  兵庫芸術文化センター管弦楽団 (兵庫県立芸術文化センターの専属オーケストラ、通称:PACオーケストラ) の
  コンサートマスターのひとり四方恭子さんは、ケルン放送交響楽団のコンサートマスターもされていました。
  その当時の映像がYouTubeにありました。
  20年前の1997年のコンサート。
  指揮は、A.プレヴィン。
  曲はM.ラヴェルの 「マ・メール・ロア」 で、映像はその中から 「パゴダの女王レドロネット」 と
  終曲の 「妖精の園」 。
  「パゴダの女王レドロネット」 が終わると続けて間奏があるのですが、
  (4:48) からの四方さんのソロのなんと美しいことか!
  夢心地の間奏の後、「妖精の園」 が始まります。
  この終曲がまた、慈愛に溢れていて涙が出そうになります。








デボラのテーマ



6月の奈良の恒例行事として定着してきた“ムジークフェストなら”。
今年2017年ではジョン・ウィリアムズの映画音楽の演奏会があって、聴きに行きたかったのですが、残念ながら都合がつかず断念。
そうなると、無性に聴きたくなってきます。
YouTubeには映画音楽がたくさんアップされているので、いろいろ聴きました。
今の時代、こういうサイトがあって本当にありがたい。



Star Wars (ベルリン・フィル、ラトル指揮) [2:56]


ライトセーバーを弓がわりにして弾いていたり、
女性ホルン奏者がレイア姫の髪型だったりと、
突っ込みどころがいろいろあります。





シンフォニックなジョン・ウィリアムズもいいのですが、個人的にはエンニオ・モリコーネの曲がワタクシの心を揺さぶります。
映画 『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年) の曲も感動的でした。
映画 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984年) に登場するデボラちゃんのテーマは大好きな曲のひとつで、少女時代から彼女に恋するヌードルス (ロバート・デ・ニーロ) の回想シーンでこの曲が流れると、切ない気持ちが溢れてきます。


Deborah's Theme (Once Upon a Time in America) [4:22]





デボラちゃんの少女時代を演じるのは、ジェニファー・コネリー。
本当に可愛い!
物置で踊るときに流れていた曲は、「アマポーラ」。
この映画を初めて見たとき、オリジナル曲と誤解しましたが、映画の中で使われた編曲がまた素晴らしく美しい。


Amapola [5:23]

(この映像は映画と直接関係ないです)





成人したデボラちゃんを演じるのは、エリザベス・マクガヴァンという女優さん。
この映画では、無愛想で、影のある陰鬱な表情が多いので、いまひとつ評判は良くなかったようです。
そういう役柄ですから、ある程度仕方がありませんね。
眼が綺麗で、背の高い彼女は個人的にけっこう好きです。


デボラ (エリザベス・マクガヴァン)
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数少ない笑顔のシーン。





で、デボラちゃんを演じたエリザベス・マクガヴァン。
その後どうしたのかと気にかかって調べていたら、
NHKの日曜夜に放映しているドラマ 『ダウントン・アビー』 に出ていることを最近知って、びっくり!
グランサム伯爵夫人コーラとして登場しているではありませんか。
コーラがあのデボラちゃん??




2012年のカンヌ国際映画祭で、デジタル修復とともに未公開シーンが加えられた 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 が特別上映されました。
会場には関係者が集まり、ロバート・デ・ニーロ、マックス役のジェームズ・ウッズ、エリザベス・マクガヴァン、ジェニファー・コネリーという豪華メンバーが登壇しました。
そのときの様子がYouTubeにありました。


『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 特別上映会で ~ カンヌ国際映画祭 (2012年) [6:06]

観客席にいるエンニオ・モリコーネも拍手され、立ち上がっています。





で、エリザベス・マクガヴァン。
もっと驚いたことに、音楽バンドを持っていて、自らヴォーカリストとして音楽活動も行っています。


Everybody's Got A Song (2014)  [3:56]

バンドのHP →



デボラちゃん、元気そうです。



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なむさいじょう

Author:なむさいじょう



阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

※2013年までの過去記事は本サイトへインポート後、一部を除いてリンクの更新等を行なっておりませんので見苦しい部分があります。ご了承ください。
※過去記事へのコメントも歓迎。

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