高月の初参拝仏



2017年10月15日、「観音の里ふるさとまつり」 。

ふるさとまつりは2度目ですが、それ以外の時期にもたびたび訪れている長浜市高月町。 (今回で8度目だったか)
高月町とその周辺では、観音を主として多くの仏さまが各地区で昔から大切に守られてきました。
地方仏でよく見かける素朴で、時には愛らしい表情の仏さまに、湖北の人々がどれほど慰められてきたのでしょうか。

今回は、ワタクシが初めて参拝する仏さまばかり。
こちらが撮影可否を問う前に、「撮影、OKです」 と各所で勧められました。
ウチの仏さまを自慢したくて仕方がない、という感じもありました。
どの仏さまも、みんな違ってみんないい。




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〔東阿閉・乃伎多神社薬師堂〕 →
従来は秘仏でしたが、今年2017年から観音の里ふるさとまつりの日のみ開扉されることなりました。








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〔横山・横山神社〕
観音の里ふるさとまつりの日のみ神社で開扉。普段は観音の里資料館に寄託。








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〔東物部・光明寺〕
観音の里ふるさとまつりの日のみ開扉。








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〔保延寺・観音堂〕
保延寺は地名。
この千手観音さんは奈良・長谷寺から移されたとの言い伝え。
高さ20cmほどで、かわいらしい。








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〔雨森・観音寺〕
清水寺式とも言われるお姿。
脇手の一対を頭上に掲げ、重ねた手にちっちゃい阿弥陀さんを乗せています。
袋掛け観音とも言われます。








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〔柏原・阿弥陀堂〕
観音の里ふるさとまつりの日のみ開扉(らしい)。








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〔高月・観音堂〕








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〔高月・観音堂〕








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〔落川・浄光寺〕
ずっと秘仏でしたが、数年前に開扉されるようになったそうです。









≪余談≫

  東京・上野に2016年3月オープンした “びわ湖長浜 KANNON HOUSE” 。
  「観音」 をテーマとした長浜市の情報発信拠点で、その中にはお堂の内部を模した展示スペースがあって
  長浜から観音様にお出ましいただいて、展示されます。
  観音様は約2か月交代だそうです。
  今年2017年11月28日(火)からは、あの千手千足観音様が登場されるそうですよ。



千手千足観音立像
〔高月町西野・正妙寺〕
(観光パンフから拝借)



    ※ びわ湖長浜 KANNON HOUSE →



高月で初開扉



従来は秘仏でしたが、今年2017年から観音の里ふるさとまつりの日のみ開扉されることなった
乃伎多 [のぎた] 神社・薬師堂の仏さん。
薬師如来、聖観音とともに、2躯の毘沙門さんがおわします。
一般的には毘沙門さんは憤怒相なのですが、こちらの毘沙門さんの憤怒相は何かが違うのですよ。



乃伎多神社
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境内にある薬師堂(左)と八幡宮(中央)
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高月では神社の境内に仏像を祀るお堂があるケースが多い。








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「兜跋毘沙門天」 と書かれているけど、地天女も二鬼もいないし、違いますよね。
※ 兜跋 [とばつ] は、シルクロードの要所だったトルファンのこと。



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憤怒しそこなった感が若干漂っている。






乃伎多神社がある東阿閉 [ひがし あつじ] 地区は、ヤンマーの創業者の出生地。
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後ろに見える西洋のお城っぽい建物は東阿閉公民館 (通称:ヤンマー会館)で、創業者が故郷に寄贈したもの。
「ヤン坊、マー坊、天気予報」 って知ってます?





高月の観音さんで憤怒相なのは、正妙寺の千手千足観音と横山神社の馬頭観音ですね。
乃伎多神社薬師堂の毘沙門さんも含めて怒り切っていないのは、穏やかな土地柄が反映しているのではとスイソク。



@高月町東阿閉・乃伎多神社薬師堂





≪余談1≫

 乃伎多神社薬師堂のご朱印は今回はありませんでした。
 ご朱印用の印がまだできていないそうです。
 そのかわり、記念スタンプがありました。→



≪余談2≫

 京都国立博物館で開催中の 「国宝展」 (2017/10/3~11/26)。
 お出まし中の東寺の兜跋毘沙門天さんの下にいる二鬼のうち、向かって右側の鬼の表情が笑えますから、要チェックです。
 


高月でオヤジ狩り!?




「オッサン、まんじゅう、よこせっ!」

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十二神将は、新薬師寺などの超カッコイイ系と、何気に脱力系があるように思います。
こちらのは後者でしょうね。
高さが30cmぐらいだったでしょうか。
一体一体、いい味出してます。
12躯すべてが揃っています。
といっても、室町時代から江戸時代までが混在しているようです。


@高月町柏原・阿弥陀堂 (来光寺)


  ※こちらは観音さんは不在で、阿弥陀さんと薬師さんがおわします。
    観音の里ふるさとまつりの時だけの開扉だったはず。 (確認を忘れたので、要注意です)






高月の野神



長浜市の高月あたりを散策すると、あちこちに野神 [のがみ] を見つけることができます。
集落の出入り口など要になる場所で、注連縄が張られている大木があったら、その木は野神です。
このような大木には、土地 (農地) を守る神が宿ると信じられています。

高月の観音の里ふるさとまつりで参拝した柏原地区の阿弥陀堂 (来光寺) は八幡神社の境内にありますが、
その境内の入口にケヤキの巨木があります。
樹齢800年以上だそうで、地区の人たちの誇りになっているようです。
ふるさとまつりにやって来た人のために、野神に祭壇が設けられていました。
住県名と名前を書いた紙を祭壇の前の紐にくくりつけて、お願いごとをしてくださいと勧められ、さっそく実行。
こういう貴重な体験をさせてもらえたのはとてもありがたく、素晴らしい思い出になりました。



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観音の里ふるさとまつり2017



昨年から秋の10月に開催となった 「観音の里ふるさとまつり」。
滋賀県長浜市高月町の渡岸寺観音堂をメイン会場とするこのイベントは、今年2017年は33回を迎え、10月15日に開催されました。
参加する観音堂は高月町の北に隣接する木之本町にも拡大し、昨年の24箇所から今年は32箇所に増えました。

1日ではすべてを回りきれません。

<今年のmy参拝作戦>
 (1)観音の里ふるさとまつりの時だけ一般に開扉するお堂
 (2)長らく秘仏だったが今回の観音の里ふるさとまつりで初めて一般に開扉するお堂
 (3)普段は観音の里資料館に寄託されているが、観音の里ふるさとまつりの時だけホームで一般に開扉するお堂
 (4)原則、高月町内。


ということで、今回参拝したお堂は以下のとおり。


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このなかで(1)~(3)に当てはまらないものがありますが、ワタクシにとって初参拝のお堂です。
ただし、渡岸寺観音堂は除く。



各所で地元の方によるご接待が嬉しかったです。
お菓子とお茶をいただきながら、雑談したのが楽しかった。
高月図書館の前庭にある、彫刻家・舟越保武の彫像 「茉莉花」 [まつりか] で話が盛り上がったり。
自宅で採れた柿を勧められて、リュックがパンパンになるほど頂いたり。
来年もまた来ることができたらと思ったのでありました。

※ スタンプのご朱印が300円というのは、ちょっと・・・。 (多くは200円でしたが)



観音の里の秋
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なむさいじょう

Author:なむさいじょう



阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

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