水薬師寺



理源大師聖宝。[りげんだいし しょうぼう]
ワタクシのブログ記事にたびたび登場いただいている、平安時代前期の偉いお坊さんです。 (記事例 →
京都に聖宝さん開基の水薬師寺という寺があるのをネットで見つけ、
しかも1月8日の初薬師のときだけ本尊のご開帳があって一般の参拝ができるというので、行ってきました。

京都の町なかにある小さなお寺さんなのですが、通りに面した様子はまったくそれらしくありません。
幼稚園です。
スライド式門扉を開けなくてはなりません。
不審者に間違われないかと、ヒヤヒヤ。


201801085199A.jpg






201801085198A.jpg







京都十二薬師霊場 第三番札所 水薬師寺
201801085201A.jpg


現状は本堂だけがある状況です。
幼稚園の中にお堂がありますねとご住職に言うと、やんわり否定されて、境内に幼稚園を設立したのです、と。

本尊の薬師如来立像は像高三尺ほど。
江戸時代に作られたもののようです。
全身に施された金泥がいまでも鮮やかに輝いています。
手前にその半分ほどの像高の日光菩薩と月光菩薩。
両脇に小さな十二神将が六体ずつひな壇におわします。
これらが1セットで厨子の中。
厨子の上を見上げると折上げ格天井だし、護摩壇の側面には菊の御紋があるので、
皇室や将軍家との係わりがあったというのも頷けます。



縁起書き
mizuyakushiji-engiA.jpg


縁起書きに描かれている絵には、本堂のほかに、今は無い弁天堂と霊泉、牛頭天王社、護摩堂、鐘撞堂などが見えます。
昔の寺域は今よりずっと広かったようです。
平清盛が熱病を患ったときに弁天堂の床下の井戸水を浴びたところ、平癒したという言い伝えがあるそうです。

今の本堂の前にある小さな祠は、弁天堂にあった弁天さんを祀っています。
この弁天さんは、清盛が熱病平癒に感謝して、安芸国宮島の弁天さんを勧請したものとのこと。

弁天さん
201801085219A.jpg




東大寺二月堂お水取りに因んだ話も伺いました。
毎年3月12日の深夜、東大寺二月堂ではお水取りが行われますが、
これに先駆けて3月2日に福井県若狭の鵜の瀬ではお水送り神事が行われます。
若狭の鵜の瀬から10日かけて二月堂の若狭井に香水 [こうずい] が届くとされています。
その地下水脈がこの水薬師寺の下を通っているというのです。
聖なる水のおかげで清盛の病が治ったわけです。
そういえば、同じ京都の城南宮の下もこの水脈が通っているという「話」がありますね。



mizuyakushiji-shuinA.jpg






水薬師寺







≪余談≫

 江戸時代の京都ガイドブック 『都名所図会』 には、水薬師寺の境内に弁慶石なるものがあって、
  「辨慶石:護摩堂の前にあり、古は三条辨慶石町にありしとなり」
 との説明があります。
 ただ、今の水薬師寺境内にはありません。
 一方、三条通り沿いに今もある弁慶石町に 「弁慶石」 が置いてありますよ。

弁慶石町の弁慶石
201307147441A.jpg


 横にある由緒書きには、水薬師寺とは別の話が書いてあります。
 話が混乱するので、これ以上深入りするのはやめておきます。


京都のネコ





201709242114A.jpg
精華町







2008112353400076A.jpg
浄瑠璃寺







201602112976-1111.jpg
吉田山







201702186555A.jpg
梅宮大社







201710203056A.jpg
聖護院









ネコではありませんが。。。。

201710203064A.jpg




201710203077A.jpg




国宝・飛雲閣



京都・西本願寺の飛雲閣で、今年2017年7月から始まった修復作業の現場公開がありました。 (2017年9月20日~24日)


201709242025A.jpg



飛雲閣は西本願寺境内の東南に位置する庭園の中にあります。
この庭園は高い塀で囲まれているので、塀の外からは中の様子は分かりません。
普段はほぼ非公開なので、塀の内側に入れる貴重な機会でした。
建物の中には入れませんが、飛雲閣を囲む池のへりから修復現場を見学。
池の水は修復作業のため、すべて抜かれていました。
素屋根 [すやね] と呼ばれる仮の屋根をかける作業のために、杉の丸太を使った足場が組まれていました。
あえて木を使うのは、伝統的な工法を後世に伝えるためだそうです。
修復作業は2020年3月まで行われる予定とのこと。


  ※ NHKニュース “西本願寺「飛雲閣」修復公開” →




塀の内側では撮影禁止だったので、塀の外からチラ見えの上層部を撮影。

201709242018A.jpg





境内のお茶所にあった飛雲閣の縮小模型。

201709242065A.jpg



201709242067A.jpg

建物の一階には船着き場があって、小舟に乗った客人を直接建物の中へ招き入れる仕組みになっています。
様々な形式の屋根や非対称の作りであるにもかかわらず、破綻がありません。
この建物の設計者はどんな人物だったのだろう。




拝観者には、説明用パンフレットと飛雲閣ペーパークラフトが記念品として配られました。

201709242023A.jpg


このペーパークラフトは作るのがけっこう大変だそうで、
説明係のお坊さんから 「修理作業の職人さんの気持ちで作ってみて下さい」 とコメントがありました。



とにかくデカい西本願寺御影堂
201709242013A.jpg






≪余談≫

西本願寺の東側にある龍谷ミュージアムでは、特別展 「地獄絵ワンダーランド」 をやっています。
(2017年9月23日~11月12日)


201709242080A.jpg








201709242082A.jpg



エンターテインメント度がやや高めで、楽しい。
木造の奪衣婆が秀逸。
江戸時代の絵で、歌舞伎役者が地獄に落ちて、釜の中で大根と一緒に茹でられている場面には笑った。

グッズ売り場では、お化けの一反木綿の形をした 「いったんメモ」 という名のメモパッドがあった。
どういうシーンで使うのだ?


201709242085A.jpg



祇園祭2017後祭




20170724417A.jpg



初めて花傘巡行を拝見。
八坂神社のHPに、花傘は山鉾巡行と異なって芸能的色彩が非常に濃い、と紹介されています。
男中心の山鉾巡行とは違って、行列には女性が多く参加していて、華やいだ雰囲気があります。
子供たちも多いし、馬も加わっています。


ひときわ目立つのが、花街の方々。


201707241461B.png








201707241464B.jpg








201707241480C.jpg




カメラおやじたち、群がる群がる。




祇園祭2017前祭 (2)



祇園祭は八坂神社のお祭りです。
山鉾巡行だけが祇園祭ではありません。
八坂神社境内でもさまざまな行事があります。
この日は、石見神楽の奉納がありました。




舞殿で待機中の神輿
201707161257A.jpg








201707161215aA.jpg









石見神楽の前に、鷺踊が奉納されます。
201707161238A.jpg




201707161243A.jpg




201707161239A.jpg




201707161246A.jpg











201707161259aA.jpg



201707161299aA.jpg

躍動感にあふれていて、素晴らしいのひとこと。







201707161315A.jpg








201707161316rA.jpg



検索フォーム
プロフィール

なむさいじょう

Author:なむさいじょう



阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

※2013年までの過去記事は本サイトへインポート後、一部を除いてリンクの更新等を行なっておりませんので見苦しい部分があります。ご了承ください。
※過去記事へのコメントも歓迎。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
カレンダー
03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -