南山城・寺社めぐり (6)



(10) 旧燈明寺

お寺の由緒は木津川市観光ガイドでどうぞ →
開基は行基菩薩。

西念寺を参拝後、JR木津駅に戻り、電車でひとつ先のJR加茂駅へ移動。
駅から東へ徒歩10数分。住宅地を抜けて石段を上り、燈明寺があった場所に着く。
あった場所なので、今はありません。
本堂と三重塔は現在、横浜の三渓園にあります。 (ともに国重要文化財)
本堂があった場所には収蔵庫があり、堂内にかつて祀られていた千手観音立像、十一面観音立像、不空羂索観音立像、聖観音立像、
馬頭観音立像などが保管されています。 (特別開扉での拝観無料!)
これらの観音菩薩像は鎌倉時代後期に造られたようです。
収蔵庫には、本堂と三重塔がこの地にあったころの古写真と、三渓園に移築後の写真も展示されていました。
塔は三渓園のシンボル的な存在になっています。
南山城で塔が現存している寺院は、浄瑠璃寺、岩船寺、海住山寺ぐらいなものですから移築は残念でしたが、
移築されたからこそ今に残っているとも言えますね。
(でも、浄瑠璃寺、岩船寺、海住山寺という比較的狭いエリアで塔が現存しているのは珍しいかも)

旧燈明寺の境内地、収蔵庫、仏像などの文化財は川合京都仏教美術財団が管理しています。
仏像の撮影はNGでしたが、財団のHPに載っています。 → http://kawaizaidan.or.jp/




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本堂跡にある収蔵庫、十三重塔、梵鐘、石灯籠
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石造十三重塔 (鎌倉時代末期)
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( 「秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉」 パンフから拝借)





旧燈明寺









旧燈明寺の境内には、御霊神社があります。
(木津川市 「秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉」 に参加の御霊神社とは別)

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燈明寺の鎮守社で、奈良・氷室神社の古社殿を移築したものと伝わります。
本殿は南北朝時代のもので、三間社流造、檜皮葺。
国重要文化財に指定されています。
祭神は、崇道天皇(早良親王)、井上内親王、他戸親王、藤原吉子、文屋宮田麻呂、橘逸勢、吉備真備、火雷天神(菅原道真)。

重文の神社が境内にあるとは知らなかったので、うれしい出会いでした。

本殿の向かって左側には納曽利、右側には蘭陵王が描かれていました。
御霊さんの魂を慰めるためでしょうか。
色が鮮やかなので、最近復元されたものなのかも知れません。


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燈明寺の三重塔は、御霊神社の南側にある平坦な地に大正3年(1914)まで建っていました。




 ※ 続く



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