修二会聴聞記(2017年3月4日)



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今年2017年も、ありがたいことに二月堂修二会を聴聞できました。
3月4日の初夜から晨朝まで。
〔法華懺法〕 以外の付帯作法や別作法がなく、初夜で 「常」 の声明を聴くことができる日です。
堂内に入ると、あの油煙の匂い。たまりません。



〔初夜〕
 前日に称揚があったためか、朗々とした調子の声明で聴きごたえありました。
 こういうの好きです。
 ( 「引上」 だと、「ぼさぼさ」 なので個人的に好みでない)



〔神名帳〕
 最近、二月堂神名帳ゆかりの記事を弊ブログで取り上げていることもあって、
 これまでになく耳を澄ませて聴きました。
 阪神エリアの 「廣田の大明神」 (広田神社@西宮市) や 「生田の大明神」 (生田神社@神戸市) も
 ちゃんと聞きとれました。



〔晨朝〕
 今回は粥食呪願 [じゅくじきしゅがん] まで礼堂で聴聞できました。(そのあとに退堂指示があった)
 礼堂で堂童子さんが伸びあがるように珠数を揉みあげる姿がカッコイイ。
 内陣の和上から 「夜明けんだりや」 との問いかけに、「暗~し」 と堂童子が応えますが、
 今回、別の練行衆が 「夜明けんだりや」 と発したように聞こえましたが、気のせい?
 余談ですが、お水取り関連の解説本には、「夜明けんだりや」 に対して 「ほのぼの」 と応えることもあると
 書かれているのですが、以前伺った狹川宗玄長老様のお話では、「ほのぼの」 は一度も経験なかったそうで、
 昔は本当に夜明け頃までやっていた名残ではないかとのことでした。



〔その他〕
 ・外陣の南側で聴聞していた時、背後の南の局から寝息が聞こえた。。。
 ・咒師は上司永照師。須弥壇に向かって声は出さずに唇が動いている場面を目撃しましたが、
  あれは他に聞かせてはならない呪文を唱えているのでしょうか。
 ・時香盤がゆるゆると燃え進んでいるのを眺めていました。(笑)
 ・東大寺が発行している 『修二会の声明』 の本を持ち込んで、必死に文字を探している人がいましたが、
  あれはやめたほうがいいですね。紙をめくる音とか耳ざわりです。
  自宅で、サントリー・ホールでの修二会声明公演のCDを聴きながら、声明本を勉強してください。
 ・堂内での私語禁止にもかかわらず、初心者を連れた人がこの次はこーなって、あーなってと説明していてウンザリ。
  そろそろ注意しようかと思ったところで、時間が来たらしく出て行った。
 ・2017年の撮影規制は昨年と同じようです。 (2016年の規制状況 →
 ・練行衆が下堂したのが午前1時20分ごろ。
  そのあと静まり返った二月堂にとどまって、夜景を眺めながら余韻に浸る時間が好きだ。




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2017年3月5日 午前1時30分





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ハミさん、こんばんは!

コメントありがとうございます。

二月堂の中で午前1時の奈良太郎を聴くのも、ちょっとした楽しみですね。

内陣の中では練行衆がいらだかの数珠でジャッ、ジャッとやってますけど、
堂童子さんの数珠はゴロッ、ゴロッってな感じで、面白いですね。

※別途メール連絡入れます。

ちはるかさん、こんばんは!

コメントありがとうございます。

ススが鼻の奥に入り込んで、別の意味でウズウズしてます。(笑)
聴聞のあとは、鼻のお掃除とうがいをお忘れなくです。

声明も日々違ってますから(時導師の違いも含めて)、
違いが分かり出すとまた深みにはまっていくのでありますよ。

No title

私も「引上」 はあっけない感じがします、なにしろ大鐘がなる前に下堂してしまうと物足りない(笑)

堂童子さんの数珠は面白い音がして好きです。

「ほのぼの」の件は旧暦の場合3月末までずれ込む場合があるので昔はあったのかもしれません。

こんばんは

早速の聴聞記、拝読させていただきました。礼堂での聴聞を疑似体験させていただいたような気持ちになりました。ありがとうございます。やっぱり昨日、聴聞に行くべきだったなと悔やんでおります。
時導師の鈴の音、差懸の音、油煙の香りと書いてるだけうずうずしますね〜。


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