修二会聴聞雑記



2013年3月3日、二月堂修二会(お水取り)の法要を聴聞したときの記事の続きです。






■娑婆古練の礼堂出仕
 3月3日の<初夜>特別法要(称揚)のときには娑婆古練(参籠していない僧侶)が二月堂の礼堂に勢ぞろいして着座し、新入さんによる初のリード役(時導師)ぶりを聴聞することになっています。
 今回礼堂に出仕した僧侶は、長老さんを中心に11人いらっしゃいました。


■大導師と時導師
 <初夜>の時導師をつとめた新入の処世界は、大導師のH師のご子息。
 大導師が担当する「大咒願」という声明から、時導師が担当する「称名悔過」という声明への受け渡しは、親から子へという流れになりました。
 大導師=父、時導師=子という組み合わせは、もしかしたら珍しいのかも知れません。


■母親目線の女性聴聞者
 午後7時のたいまつが始まる前(堂内に入る前)、たまたま新入さんを知っているという女性と話をすることができました。
 やはり、称揚が気になるらしく、“もうドキドキなんですよ、母親目線になってます~”と少々興奮気味。


■練行衆の様子
 K師の張りのある朗々とした声を久し振りに聞くことができました。やはりシビレマスね。声明の流れをしっかり支えているように聞こえました。
 S師は<半夜>、N師は<後夜>の時導師でした。お二人とも5回目の参籠。立ち振る舞いや声明が堂々としてきましたね。


■法華懺法と内陣の掃除
 <半夜>の法要のあと、メロディがきれいな<法華懺法>が3人の練行衆(O師、I師、S師)により礼堂で行なわれました。ほかの練行衆は二月堂から出て休憩(本手水)。
 <法華懺法>が終わると休憩を終えた他の平衆が戻ってきて、内陣の掃除が始まります。実はこのとき、内陣と礼堂をさえぎっている戸帳があげられて、内陣の須弥壇を礼堂から眺められる絶好の機会になります。
 練行衆には休憩時間になりますが、ワタクシには休憩時間になりません。


■礼堂で垣間見た後輩指導
 <法華懺法>が終わって堂内に戻ってきた権処世界のN師と新入の処世界H師。
 N師は処世界H師に、礼堂にある鐘の撞き方をさりげなく教えるなど、後輩をしっかりフォローしていました。


■二月堂外陣は板敷き
 足の裏がジンジン冷えました。つらいので、ほとんど礼堂の畳にいました。


■管長さんのメッセージ放送
 午後7時のたいまつが始まる前、たいまつを見ようと広場に集まっている参拝者に向けて、華厳宗管長で東大寺別当の北河原公敬師のメッセージが今年も流されました。
 そうです。2年前の3月11日の東日本大震災。その犠牲者の冥福を祈ってくださいというメッセージ。(メッセージの詳細→
 たいまつを見て歓声を上げるのもいいけど、併せて冥福を祈りましょう、そして被災者の支援や復興のためにできる範囲で尽力しましょう、ということです。
 3月11日は修二会本行期間中で、籠たいまつが出て、深夜にはお水取りが行なわれる12日の前日です。
 練行衆にはショックな出来事だったと思います。東大寺がさまざまな支援活動、復興活動に注力しているのも、聖武天皇の大仏造立の趣旨に立ち返っているからに他ならないと思います。


■なんだかな~のメッセージ放送
 管長さんのありがたいメッセージ放送と併せて広場に流される、警察からのお知らせ放送。
 危ないので事故の無いように注意を呼びかけるのはいいけど、二月堂・三月堂・四月堂のそれぞれの観音さまがいらっしゃる前で「スリに注意」を再三流すのは、どうもなぁ。







関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

★ハミさん、こんばんは!
おお~~、これは貴重ですっ!!
ワタクシにも触らせてほしい~。

こんばんは。
12日に友人がダッタンの【楊枝】をゲットしたそうです。
写真がアップされていますのでご覧になってください。
http://photozou.jp/photo/show/1920191/171651188

★メグさん、こんばんは!
詳しいことは存じませんが、参籠宿所へのお見舞いは約束事(?)があるようです。
どこかでK師のお話し会でもあれば、参加してみたいものです。
ご一緒に行けたらいいですね。
情報のアンテナ感度を高くしておかなければ!(笑)
★みのさん、こんばんは!
今日3月9日、<日中>と<日没>を聴聞しました。
3日とはぜんぜん違っていて、暑いくらいでしたね。
温度差にして20度以上ありました。
毛布の女人は別人だったのですね。(笑)
観音さん、ちゃんと見ていてくださいますよ。
大丈夫です!

今年の修二会は、例年になく暖かく、驚いております。
深夜、帰る時も寒さは苦になりません。
東の毛布は、私ではありません。基本、帽子がだめですから、、私は、聴聞中、不思議と寒さを感じません、、、礼堂よりは、局の方が畳を敷き詰めてくださってるので、冷気が直接こないのでは、、
昨夜、さださんの寄進されたお松明が、和尚様の足元を照らし登られましたね。細殿に準備されていたその竹に、そっと触れ『微力ではあるが無力ではない』と祈りを込めてきました。
あと6日、残り少ない日に、私の懺悔と悔過の多さを伝えきれるのでしょうか

参籠宿所へ 私も行きたかった~~
ゆっくりされてる時間に 伺ってもご迷惑ではないかしら?とか
手ぶらで というわけにもいかず 何か食べるものも 
参籠中はどうなのかしら?そんな事で迷って伺った事ないのです。
私もK氏の大ファンなのですよ。(^^♪
(息子が東大寺学園に行ってる間 PTAの役でK氏にお世話になってました)
修二会の前には 学校での講演があって その時に神名帳を披露していただいた時には もうウットリ(*_*)
息子達の卒業式の後の謝恩会では 独唱をしていただいて・・・たしかラストは マイウェイ (いいでしょ)
今年は久しぶりの参籠で 是非 聞きに行きたかったのですが どうも体調のほうが (>_<)
皆さんの記事で 行った気になっておきましょう。っと (p_-)

★かぎろひさん、こんばんは!
おお~、参籠宿所へ。
すっごい、うらやましいです!!
K師の朗々としたお声は際立っていますね。
去年と一昨年は参籠されなかったので、久し振りにお声が聞けてうれしかったです。
そういえば、去年、奈良倶楽部さんでお話し会があって、過去帳を披露されたようですね。
もう一度そういう企画があれば、うれしいですね。
あっ、あした(もう、今日ですが)、食作法に間に合うように二月堂へ行く予定です。

こんばんは!
昨日、知人のお誘いを受けて参籠宿所にお邪魔しました。
その時に立ち合って説明してくださったのがK師。
お声のすばらしさに、ただただうっと~り。シビレマシタ。
後でお聞きしたところによると、専門的なクラシックの声楽を学ばれているとか。
たちまちファンになりました。今度どこかでお話しされる機会には出かけたいと思った次第です。なんてミーハー(^^;)
検索フォーム
プロフィール

なむさいじょう

Author:なむさいじょう



阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

※2013年までの過去記事は本サイトへインポート後、一部を除いてリンクの更新等を行なっておりませんので見苦しい部分があります。ご了承ください。
※過去記事へのコメントも歓迎。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
QRコード
QR