青衣の女人 in 快慶展



奈良国立博物館で開催中の 快慶展


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【お水取りクラスタには不満? 「二月堂修中過去帳」 】 (出陳番号 43) <5月7日まで展示>

  東大寺二月堂修二会 (通称、お水取り) で、3月5日と12日に読み上げられる過去帳。
  奈良時代の聖武天皇から始まって、東大寺ゆかりの故人が時系列的に読み上げられます。
  快慶も登場し、

    「大仏脇士観音並広目天大仏師快慶法眼」
    (だいぶつのきょうじ かんのん ならびに こうもくてんの だいぶっし かいけい ほーげん)

  と読まれます。大仏の脇侍に、快慶作の観音と広目天がかつて存在していたことが分かります。
  展示されている部分は南都焼き討ちのあと、東大寺が再興されたころなので、鎌倉時代初期にあたります。
  「大仏脇士観音並広目天大仏師快慶法眼」 のほかに、

    「当寺造営大施主将軍頼朝右大将」 や 「造東大寺勧進大和尚位南無阿弥陀仏」

  といった関係者の名が見えます。
  展示では付箋がしてあるので、源頼朝、俊乗房重源のことと分かります。
  重源さんを示す 「造東大寺勧進大和尚位南無阿弥陀仏」 の一行前に、お水取りクラスタには大人気の
  「青衣ノ女人」 [しょうえの にょにん] が登場しています。
  今回の快慶展では直接関係ないため特に付箋はされていませんが、ワタクシはつい目が行ってしまいました。
  奈良博で毎年2月から3月にかけて開催される 「お水取り」 展では、
  「青衣ノ女人」 が目立つように過去帳が展示されています。




      「ちょっとちょっとぉ、どうして私に付箋をつけてくれないのよ」。 (プンプン)
        shoe1.jpg

二月堂修中過去帳 (一部)
kakocho111.jpg
(図録から拝借)
快慶は重源さんからもっとあとのほうに登場します。





≪余談≫

  「当寺造営大施主将軍頼朝右大将」 の上に、赤丸印が付いています。
  赤丸印はVIPを示し、VIPを読み上げるときはほかより大きな声になります。

  名前の右下に小さく 「練」 の字が付いている人は、練行衆経験者を示します。







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