焼け残った大仏殿の木 in 快慶展



奈良国立博物館で開催中の 快慶展


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【法華経 (運慶願経) 】 (出陳番号 3)

  運慶の発願によって作られた経巻で、現在全8巻のうち第2巻から第7巻までを所蔵するのは京都の真正極楽寺。
  一般的には、真如堂で知られています。
  このお宝は、普段は京都国立博物館に寄託されていたはず。
  各巻に奥書が残っているのですが、特に第8巻には経緯などが詳細に記されていることで知られています。
  結縁者の名まえのなかに 「快慶」 もあります。

  もうひとつ注目すべきは、この経巻の軸に使われている木です。
  治承四年(1180) の南都焼き討ちで焼失した東大寺の柱の焼け残りが使われていることが、奥書や軸木の墨書で分かります。
  焼け残った柱を捨てずに保管し、再利用していることに、当時の人びとの思いが伝わります。


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(『重源』展図録から拝借)





   「南都の僧兵に見つからないようにやって来ました。すばらしい展覧会ですね!」
   0011-21.jpg

   「はぁ~、あの時の大仏殿の木ですか。
    血縁の源智が作らせたという阿弥陀さん、それに重源さんの像の前で、手を合わせましたよ。(泣)」







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