国宝展@京都国立博物館



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京都国立博物館で開催中の 「国宝」 展。
(会期:2017年10月 3日 ~ 11月26日)

行ってきました。
個人的に注目していた作品のほか、会場でへぇ~となった作品のいくつかについてコメントします。

  ※ < >は出品番号。



■ 曜変天目茶碗 (龍光院) <115>

  今回の国宝展の目玉と言っていいでしょうね。
  めったに一般公開されませんから。
  1990年と2000年に東京国立博物館で開催された日本国宝展に出陳されましたが、今回17年ぶりの公開のはずです。
  1990年に見た時は、藤田美術館の曜変天目と並んでいたため、
  光彩の鮮やかさの点で見劣りしていて印象が薄かった。
  しかし今回、照明の技術が進歩したようで、鮮やかな光彩が以前よりよく見えました。
  特に茶碗内部の底の部分と口をつける部分に、青白く輝く部分が多く見られました。
  茶碗内部に見えた擦り傷は、実際に使われた痕跡なのでしょう。
  間近で見るための行列が別枠でできていますが、せっかくの機会ですから並んだほうが良いと思います。
  (展示期間 : 2017年10月17日~10月29日)



■ 釈迦如来立像 (清凉寺) <92-1>

  いわゆる清凉寺式釈迦像のオリジナルですね。
  絹製の五臓 (内臓) が納入されていることや、
  東大寺第59世別当・奝然 [ちょうねん] ゆかりの像としても知られています。
  手相をよく見ると、手のひらを縦に延びる運命線が中指の中央付近まであって、
  非凡な人として表現されているのでしょう。



■ 天寿国繍帳 (中宮寺) <121>

  環境変化に弱いらしく、これもなかなかお目にかかれません。
  以前、奈良国立博物館で出陳されたときは、作品の保護のために照明がかなり落とされていましたが、
  今回はLED照明か有機EL照明を使っているようで、照度が上がってよく見えました。
  キャプションにもあるように、色が鮮やかな部分は飛鳥時代のオリジナル、色褪せた部分は鎌倉時代のもの。



■ 紺糸威鎧 (厳島神社) <102>

  平重盛が奉納したものと伝わっている鎧。
  ↑
  展示Ⅲ期とⅣ期に登場します。 ただし、「伝」 付きですが。



■ 最澄と空海の書の競演 <141、142、143、144、146、147>

  初見ではありませんが、久隔帖や聾瞽指帰 [ろうこしいき] などなど、改めて実物を見て圧巻のひとこと。



■ 時雨螺鈿鞍 (永青文庫) <136>

  初見。
  びっくり。
  螺鈿の超絶技巧の作品ですね。



■ 袈裟襷文銅鐸 (神戸市立博物館) <196>

  ご近所の国宝。
  神戸市灘区の丘から出土したもの。
  普段は神戸市立博物館で常設展示されていて、フラッシュ無しを条件に写真撮影OKです。


神戸市立博物館にて
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■ 琉球国王尚家関係資料 (那覇市歴史博物館) <138>

  初見。
  地理的になかなか観に行けないので、こういう機会に観られるのは素晴らしいことですし、
  なにより出陳された品々が美しい。




全出品リスト(pdf)は、京博のサイトからダウンロードできます。
これとは別に、この国宝展の公式サイトもあります。


 ※ 関連記事: 「日本国宝展(1990)出品目録」 →






≪余談≫

  いた、いた。





201710203083A.jpg

ハイタッチしてくれました。
ぷにぷにの肉球でした。





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犠牲者1名。




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tag : 曜変天目

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