「平家物語の時代と高野山」展



高野山霊宝館で、第38回大宝蔵展 「高野山の名宝 ~ 平家物語の時代と高野山」 展が開催されています。
期間:2017年10月14日(土)~12月3日(日)。


chirasiomote01A.jpg





chirasiura01A.jpg




- 『平家物語』 巻十に 「高野巻」 があり、その中で高野山が紹介され、
  それ以外にも何度か高野山が物語に出てきます。
  今回の大宝蔵展では物語の紹介とあわせて、
  平清盛が頭の血を混ぜて作成したとされる両界曼荼羅図 (血曼荼羅) を5年ぶりに展示するとともに、
  平安、鎌倉時代を中心に国宝、重要文化財等を展示いたします。 - (チラシから)





観に行ってきました。

南海高野線が高野下駅~極楽橋駅間で不通のため、橋本駅前から代行バスで高野山入り。

霊宝館前の紅葉は、大雨のためほとんど落葉していました。




1.個人的に注目展示 (■:国宝、◎:重文)

 ・両界曼荼羅図 (血曼荼羅) ◎
   →大きいです。胎蔵界大日如来の宝冠が清盛自身の頭の血を混ぜて描かれていると伝わります。

 ・源義経書状 (宝簡集33) ■
   →義経の自筆を実際に見たのは、今回が初めて。霊宝館のHPにも出ている →

 ・後白河法皇御手印起請文 (宝簡集34) ■
   →法皇自身の手印が朱でペタペタ押してある。

 ・俊乗坊重源施入置文写 (続宝簡集8) ■
   →重源さんの花押がある。

 ・北条政子書状
   →女性らしい柔らかな筆致。

 ・源頼朝書状 河野四郎宛

 ・千手観音菩薩立像 (伝源義経守本尊)
   →どうして義経の守り本尊と伝わったのかがよく分からないが。。。

 ・梵字懸仏 (貞暁奉納)
   →貞暁は頼朝が政子とは別の女性に産ませた子で、政子らに殺されることを恐れて仁和寺で出家し、
    その後高野山に入った人。

 ・不動明王坐像 (伽藍不動堂旧在) ◎
   →壇上伽藍にある不動堂の旧本尊で、運慶作の八大童子像とともに祀られてきた。


2.レプリカながら注目展示

 ・源頼朝書状 (宝簡集2)
   →平家滅亡後、平重衡が知行していた備後国大田庄 (現在の広島県世羅町あたり) という荘園を
    高野山に寄進する、というようなことが書いてあるようです。

 ・円位書状 (宝簡集23)
   →円位、すなわち西行の書状。


などなど、興味津々の展示がたくさんありました。


shiryo2A.jpg




常設展示では、奈良博の快慶展から戻った執金剛神立像、深沙大将立像、多聞天立像、広目天立像がお出迎え。
運慶の八大童子像は東京へ出張中 (東京国立博物館 「運慶展」 )です。

ちなみに、この霊宝館でご朱印がいただけます。






橋本駅前の童子
201711113427A.jpg



関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
プロフィール

なむさいじょう

Author:なむさいじょう



阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

※2013年までの過去記事は本サイトへインポート後、一部を除いてリンクの更新等を行なっておりませんので見苦しい部分があります。ご了承ください。
※過去記事へのコメントも歓迎。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -