水薬師寺



理源大師聖宝。[りげんだいし しょうぼう]
ワタクシのブログ記事にたびたび登場いただいている、平安時代前期の偉いお坊さんです。 (記事例 →
京都に聖宝さん開基の水薬師寺という寺があるのをネットで見つけ、
しかも1月8日の初薬師のときだけ本尊のご開帳があって一般の参拝ができるというので、行ってきました。

京都の町なかにある小さなお寺さんなのですが、通りに面した様子はまったくそれらしくありません。
幼稚園です。
スライド式門扉を開けなくてはなりません。
不審者に間違われないかと、ヒヤヒヤ。


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京都十二薬師霊場 第三番札所 水薬師寺
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現状は本堂だけがある状況です。
幼稚園の中にお堂がありますねとご住職に言うと、やんわり否定されて、境内に幼稚園を設立したのです、と。

本尊の薬師如来立像は像高三尺ほど。
江戸時代に作られたもののようです。
全身に施された金泥がいまでも鮮やかに輝いています。
手前にその半分ほどの像高の日光菩薩と月光菩薩。
両脇に小さな十二神将が六体ずつひな壇におわします。
これらが1セットで厨子の中。
厨子の上を見上げると折上げ格天井だし、護摩壇の側面には菊の御紋があるので、
皇室や将軍家との係わりがあったというのも頷けます。



縁起書き
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縁起書きに描かれている絵には、本堂のほかに、今は無い弁天堂と霊泉、牛頭天王社、護摩堂、鐘撞堂などが見えます。
昔の寺域は今よりずっと広かったようです。
平清盛が熱病を患ったときに弁天堂の床下の井戸水を浴びたところ、平癒したという言い伝えがあるそうです。

今の本堂の前にある小さな祠は、弁天堂にあった弁天さんを祀っています。
この弁天さんは、清盛が熱病平癒に感謝して、安芸国宮島の弁天さんを勧請したものとのこと。

弁天さん
201801085219A.jpg




東大寺二月堂お水取りに因んだ話も伺いました。
毎年3月12日の深夜、東大寺二月堂ではお水取りが行われますが、
これに先駆けて3月2日に福井県若狭の鵜の瀬ではお水送り神事が行われます。
若狭の鵜の瀬から10日かけて二月堂の若狭井に香水 [こうずい] が届くとされています。
その地下水脈がこの水薬師寺の下を通っているというのです。
聖なる水のおかげで清盛の病が治ったわけです。
そういえば、同じ京都の城南宮の下もこの水脈が通っているという「話」がありますね。



mizuyakushiji-shuinA.jpg






水薬師寺







≪余談≫

 江戸時代の京都ガイドブック 『都名所図会』 には、水薬師寺の境内に弁慶石なるものがあって、
  「辨慶石:護摩堂の前にあり、古は三条辨慶石町にありしとなり」
 との説明があります。
 ただ、今の水薬師寺境内にはありません。
 一方、三条通り沿いに今もある弁慶石町に 「弁慶石」 が置いてありますよ。

弁慶石町の弁慶石
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 横にある由緒書きには、水薬師寺とは別の話が書いてあります。
 話が混乱するので、これ以上深入りするのはやめておきます。


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平家黎明さん、こんにちは!

そうだったのですよ!

こちらこそよろしくお願いします。

そうだったのですね!!参考にして頂けて嬉しいです♪
水薬師寺を初めて訪れるほとんどの人は、不審な動きになってしまいそうな場所ですよね(^^;

これからもよろしくお願い致します。

平家黎明さん、こんばんは!

コメントありがとうございます。

今回の参拝ですが、実は黎明さんの記事を事前に拝見して参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
事前の情報にもかかわらず、やはりためらいながら門を開けたので、不審なおっさんだったと思いますよ。(笑)

そうそう、いろいろな説をひとつひとつ確かめたくなりますね。
荒唐無稽の説もありますけど、ゆかりの場所に行くと、現地ならではの発見もあったりして、やめられませんね。

こんにちは。
水薬師寺に参拝されたのですね!
私は昨年の1月8日に参拝しました。
幼稚園の門をくぐるのはちょっとドキドキしますよね(^^;

辨慶石に限らず、複数の説が存在するのはよくありますよね。
全部の説を調べてみたくなってしまって、手が回らなくなっています(笑)
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