大圓寺で快慶仏を参拝


大阪・住吉大社の近くにある大圓寺で、本尊・阿弥陀如来立像を拝んできました。
大阪市教育委員会などが主催する 「大阪の歴史再発見」 と題する見学会・講演会の一環です。
昨年2017年の 「快慶展」(奈良国立博物館) にお出ましした大圓寺の阿弥陀さん、
ホームで拝見すると表情がいくぶん穏やかに見えた気がしました。

教育委員会の学芸員さん( 像の枘 [ほぞ] に 「法橋快慶」 の墨書を見つけた方だそうです) の話によると、
江戸時代初期に建立されたという大圓寺に、鎌倉時代初期の快慶仏がなぜ伝来したかは不明。
昔は住吉大社の周辺には神宮寺の寺院 (その多くは浄土宗系) がいくつかあって、
今は存在していないそういった寺院から快慶仏が大圓寺に受け継がれたことも考えられる。
とのこと。
東大寺再興の大勧進・俊乗房重源が各地に設けた別所のひとつで、現在の天満橋あたりにあったらしい渡辺別所には
快慶作の阿弥陀三尊像が祀られていた可能性があり、快慶と大阪の接点がそのあたりにあるのかも、
とのお話もありました。

大圓寺のご住職から快慶仏発見当時のお話もありました。
平成4年7月24日、大阪の美術館の館長さんが、暑いので冷たいお茶を頂きたいとたまたま来られた。
しばらく話をしたあと、館長さんは本尊を拝んで帰りたいと言われた。
拝んだらすぐ帰るのが普通だが、館長さん、なぜか帰らない。
2時間ほどじろじろ見たあと、「いろたらあかんで (触ったらダメ)」 と言って帰った。
その後、何度か調査に来られ、これは大変な発見かも知れないので、
持ち出して詳しく調査したいということになり、その結果、快慶仏と分かった。
とのこと。
(メモからの書き起こしなので雑な書きぶりですが、このようなお話でした)

本尊・阿弥陀如来立像の両脇に安置された勢至菩薩立像と観音菩薩立像も、素晴らしい仏像でした。


「大阪の歴史再発見」 は今後も行われ、しかも今回の大圓寺と同様に非公開文化財が対象とのことなので、
都合が付けば、また参加したいと思います。



配布資料(表紙)
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(図録より拝借)






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≪余談≫

 大圓寺の最寄駅は、阪堺電車・安立町 [あんりゅうまち] 駅。
 今回の参拝のもうひとつの目的は、この路面電車に乗ることでした。


「祝」 プレートは前方後円墳形 (住吉駅)
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線路と車道に挟まれたむき出しホーム (住吉鳥居前駅)
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この車両、ラッピングされていますが、1928年製です!
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オリエント急行をPRするナニワ鈍行。




見仏も満足。
鉄分補給も満足。



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