次第香水を頂く



3月11日、<日中>上堂の際、童子たちは根本香水 [こんぽん こうずい] を入れる香水瓶とこれ収納する箱を持ちます。
<日中>の勤行のあとに、次第香水作法があるためです。


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 「日中の勤行後、(練行衆は)香水瓶を持って内陣北面に集まる。
  司が須弥壇の下にある香水壺から根本香水を汲み、和上から順に香水を注ぎ頒ける。
  根本香水を頂くことができるのは、当年の参籠衆だけである。」 (※)



香水壺は須弥壇の下に5個あって、そのうちのひとつが根本香水用です。
根本香水は、修二会が始まった時から汲み足し続けられてきた香水で、
当初の水が存在し続けるためことのほか大切にされています。
ほかの壺には前年のお水取りで若狭井から汲まれた水 (次第香水) だけが入っていて、
翌12日深夜のお水取りのために壺を空ける必要があるため、壺から香水が取り出されて関係者に分けられます。
その一部は参拝者にもおすそ分けされます。


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(おそらく) 何も足さない、何も引かない、ピュア100%の御香水。
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霊験あらたかな御香水をぐいと飲み干しました。
手のひらに少し取って、頭にも付けました。
最近、人や物の名前がすっと出てこなくて。(泣)




なお、二月堂受納所では、次第香水を二月堂の湯屋の井戸水で割ったものを小瓶に入れて販売しています。(通年)



※参考文献
  『東大寺お水取り -二月堂修二会の記録と研究-』堀池春峰著、1996年5月1日、普及版初版第1刷、小学館




≪余談≫

 もうじき、お水取りの時間。


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らんさん、こんばんは!

このブログの場合以外にも、女性も御香水が頂けますよ。
「走り」がある3月5,6,7,12,13,14日は、「走り」が終わった後、香水杓(しゃく)を持った練行衆2人が内陣から礼堂へ出てきて、西の局にいる参詣者に御香水を分け与えます。(礼堂にいるおっさんたちにも)
西の局と礼堂を仕切る格子の隙間から腕を出して、手のひらをお椀のようにして練行衆が来るのを待ちます。
運がいいと、数滴御香水を頂けます。
運がわるいと、もう御香水ありません状態になり、頂けません。
「走り」がある日の西の局は御香水目当ての女性たちであふれています。
なお、西の局ですが、12日は講社の方々専用なので一般人は入れず、13,14日は深夜にだったんがあるため昼過ぎにはかなり埋まっている状況なので、3月12,13,14日はやめたほうがいいと思います。
来年の修二会では、3月5,6,7日に体験してみてはいかがでしょう?



御香水が?

おっと!
御香水が女性もいただけるのですか?
今まで、内陣参拝の男性のみだと思っていました。
来る年の修二会ではぜひともお参りに伺って
ちびっと頭になでさせていただきたいです(⌒▽⌒)
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