平維盛を祀る神社


大阪に平維盛を祀る神社があるのを最近知りました。

最寄駅は、大阪メトロ・喜連瓜破 [きれ・うりわり] 駅。
関西の難読駅のひとつです。

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この駅からほぼ南に向かって歩くこと約15分。


瓜破天神社
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祭神は、素盞嗚尊、菅原道真、平維盛の3柱。


由緒書きから抜粋・要約すると、以下のとおり。

  当地に住んでいた僧・道昭によって瓜破天神社の前身が創立された。
  寿永年間(1182~3) 平重盛に大恩を受けた武将湯浅七郎兵衛宗光が京都守護職として赴く際、
  当地で重盛の子・維盛が熊野の海で入水したとの報を聞き、
  慰霊のため維盛を祭神とする小松大明神社をこの近くに建てた。
  後年、瓜破天神社に合祀された。
  昭和時代に小松神社として分霊された。
  現在の瓜破天神社社殿は東面し、流造桧皮葺、江戸末期の修葺である。


道昭は遣唐使で唐に渡り、玄奘三蔵に師事。帰国後、法相宗を広めた僧。行基菩薩の師。
どこまで史実かわかりませんが、かつて平家に仕えたこともある湯浅宗光(宗重の子)が平維盛の入水を聞いて、
係わりのあるこの土地に社を建てて鎮魂した、ということでしょうか。
拝殿内の垂れ幕に、平家の家紋が!
菅家と八坂さんの紋もありますね。
レアな組み合わせ?


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瓜破天神社の由緒書にある小松神社は、瓜破天神社から南東へ約5分歩いたところにあります。


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この由緒書にある平重盛はその子・平維盛の間違いでしょうね。






≪余談1≫

 湯浅宗重の娘(宗光の姉か妹)は、高山寺の明恵上人の母親に当たります。



≪余談2≫

 源平戦線離脱した平維盛は、父・重盛の家臣だった滝口入道(斎藤時頼)を高野山の蓮華谷に訪ね、そこで出家。
 剃髪した維盛、滝口入道ら一行が高野山を出て熊野参詣に向かう途中、岩代王子の前で湯浅宗光が一行と出会った。
 湯浅宗光は、一行のひとりが屋島から逃げて来た平維盛だと分かったので、近づいてお目にかかりたかったが、
 遠慮して声もかけずに通り過ぎた、というようなことが 『平家物語』 の 「巻第十・維盛出家」 に書かれています。


蓮華谷 (高野山)
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