奈良市写真美術館


JR西日本の 「ちょこっと関西歴史たび 奈良・高畑」 キャンペーン。(2018年7月1日~9月30日)

新薬師寺のあとは、奈良市写真美術館 へ。


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このキャンペーンに参加している寺院の特別ご朱印を提示すると、入館料が2割引きです。(¥500→¥400)



展示中なのは、入江泰吉写真展「奈良を愛した文士と高畑界隈」と、川島小鳥写真展「つきのひかり あいのきざし」。


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前者の写真展では、東大寺観音院の上司海雲、志賀直哉、會津八一、武者小路実篤、谷崎潤一郎、杉本健吉など
高畑サロンゆかりの人々が中心に登場。
ひと昔前の高畑界隈などでの風景写真には、亀井勝一郎、和辻哲郎、堀辰雄らの文が添えてあって、
今では体感できないような奈良の風情というものが感じられました。

集合写真の中に、新薬師寺の住職だった福岡隆聖師のお姿を見つけました。
新薬師寺の拝観のしおりにあるのは、師の絵です。

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(新薬師寺 拝観のしおりから)


師は東大寺二月堂修二会(お水取り)の練行衆として参籠されたことがあり、修二会の絵も残されています。
以前、日本画家の中田文花さんがお水取りについてのお話し会で師の絵を披露され、
練行衆を体験しなければ描けない絵ですよ、とおっしゃっていました。



後者の写真展の川島小鳥氏といえば、写真集『未来ちゃん』。

  参考記事1 →
  参考記事2 →
  参考記事3 →

こぼれ落ちそうな瞳の未来ちゃんは、いったい何を考えているのでしょうか。
いまどきのニッポンにこのような風土があり、その中で鼻たれっ子が現存しているのに驚きましたが、
どこかほっとさせてくれて、何度見ても飽きません。

奈良市写真美術館での「つきのひかり あいのきざし」展の作品は、奈良県五條市出身の女優・尾野真千子を迎えて、
今回の写真展のために台湾と故郷の奈良で撮影されたもの。
ワタクシ、役者としての彼女を見たことがないので、先入観なしに作品を見ることができたかも知れません。
展示作品のほとんどがB/Wなのも、見る人の先入観を薄める効果を狙ったとも考えられます。
おそらく実家のある旧西吉野村での撮影でしょう、家族や友人と写っている様子は、田舎のコそのままです。
『未来ちゃん』 の延長線上にある作風と思います。
氏の作品は被写体との独特の距離感を持った画作りで、特に若い人たちに人気があるようです。
館を出るとき、入れ違いに若い人たちが写真展を見に入っていきました。
おそらく川島小鳥写真展が目当てだと思う。




≪余談≫

 奈良市写真美術館に行くと、写真展を見終わってから資料閲覧室に行き、
 気に入った写真集を選んで椅子に座ってのんびり眺めることが多い。
 今回手にしたのは、奈良原一高の写真集。
 ワタクシの好きな写真家のトップ5のひとりで、学生時代からよく見ていました。

 『未来ちゃん』 も資料閲覧室にありますから、時間があればぜひ見て欲しい。



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