春日のおばはん


奈良市の北に隣接する京都府木津川市の2016年秋・秘宝秘仏特別開扉で西念寺を参拝した際、近くにあった鹿背山マップの中に 「春日のおばはん」 と 「しょんべたれ地蔵」 を見つけて以来、ずっと気になっていました。


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行ってきました。
今年2018年の秘宝秘仏特別開扉(パンフpdf→)で、初参加となる鹿背山不動の裏山にあります。



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  室町時代の作。
  お地蔵さまのお立ちになっている方向が、
  奈良の興福寺・春日神社から見て鬼門筋に当たるところから、
  これを守るお地蔵さまと言われてきました。
  ここ鹿背山にはかつて鹿山寺と言って、
  鎌倉時代から興福寺と関係の深かった寺がありました。
  お地蔵さまのお腹がぷっくらと膨れたように見えるところから、
  「中年のおばさん」を連想したのでしょうか。

    (鹿背山不動拝観のしおりから抜粋)



かすがのオバハン!

お腹の出た中年のおばさんに見えるので、「春日のおばはん」と昔の人は呼んだということでしょうか。
今なら問題発言、間違いなし!?




近くにある 「しょんべたれ地蔵」
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  鎌倉時代後期の作。
  このお地蔵さまに七日間お参りすると、「夜尿症」 が治ると言われています。

    (同)






近くの当尾と同じように、鹿背山一帯にも石仏があちこちに点在しています。


貝吹地蔵
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ほら貝(?)を持ったお地蔵さん。
南北朝時代の作とか。






≪余談1≫

 鹿背山マップに、「橘清友の墓」 があります。
 『続日本後記』 には橘清友の墓として山城国相楽郡の桛山 [かせやま] 墓との記述があり、
 もしかしたらこのあたりではないか、ということになったようです。
 ただし、鹿背山不動を管理しておられる近くの西念寺のご住職のお話では、
 はっきりしたことは分からない、とのこと。
 実際にそのあたりに行ってみましたが、それらしい標識もなく、文字どおり藪の中でした。

 橘清友は橘諸兄の孫であり、橘奈良麻呂の子であり、嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子(檀林皇后)の父。
 京都にある梅宮大社は、縣犬養橘三千代(橘諸兄と光明皇后の母)が、
 橘氏の氏神として現在の綴喜郡井手町井手西高月あたりに創建したのが始まりとされます。
 そこにはかつて橘氏の氏寺である井手寺(現廃寺)があり、その境内に梅宮社が祀られていたようです。
 その後、平城京、鹿背山と遷座し、平安時代の始めに橘嘉智子によって京都に遷されたとのことです。
 二月堂修二会の神名帳で読まれる 「かせやまノだいみょうじん」 は、梅宮大社と考えられるようです。



≪余談2≫

 鹿背山マップに、「アトリエやま」 があります。
 彫刻家の水島石根氏のアトリエがあるところ。
 同じく彫刻家として活躍されているご子息の水島太郎氏は
 二月堂修二会で童子として上堂松明を担うなど練行衆を支えておられます。



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かぎろひさん、こんばんは!

鹿背山不動の裏手は特に危険なところはなく、か弱き女性(?)も問題ないと思います。
境内の大師堂の脇から10分もかからない程度に軽く登っていくと、しょんべたれ地蔵があって、
さらに数分先へ行くと、春日のおばはんが立っています。
夏場は出合いたくない動物に出合うかも?

貝吹地蔵は細い車道沿いにある巨石に彫られた磨崖仏で、こちらはもっと問題ありません。

鹿背山には西念寺、鹿背山城跡もあって、石仏を訪ねながらの里山歩きはなかなかよいと思います。

鹿背山不動さんは小さな磨崖仏ながら、その脇には建武元年(1334年)と刻まれているそうです。
(お不動さんは撮影NGでした)

今回、鹿背山柿というブランド柿を土産に買うつもりでしたが、買いそびれてしまいました。

いい石仏さん揃いですね


こんにちは。ご無沙汰です。

地域的には結構近いのに、知りませんでした。
大仏鉄道遺構あたりは歩いたことがあるのですが…

いやぁ、春日のおばはんもしょんべんたれ地蔵も、実にいいお顔ですね。
しかも、大きそう。ほかにもたくさんありそうですね。
これは行ってみないと!
イベント時期でなくても、(女1人でも)こわくない所でしょうか(笑)
情報ありがとうございました。
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