オノコロ島のオノコロ神社


国生み神話に出てくるオノコロ島。

  オノゴロ島、又はオノコロ島とは、日本神話や記紀に登場する島。
  特にイザナギノミコト・イザナミノミコトによる国生み神話で知られ、
  神々がつくり出した最初の島となっている。
  『古事記』 では淤能碁呂島 [おのごろじま]、
  『日本書紀』 では磤馭慮島 [おのころじま](初字は「石殷」で一字) と表記する。
  オノゴロ島は、自凝島とも表記され、「自ずから凝り固まってできた島」の意味である。
  イザナギノミコト(男神)とイザナミノミコト(女神)が国生みの際に、
  「天の浮き橋」 [あまのうきはし] (天と地を結ぶ宙へ浮く橋。
  神はこの橋を渡って地へ降りるとされる) に立ち、
  天の沼矛 [ぬぼこ] をまだ何も出来ていない海原に下ろし、「こをろ、こをろ」 とかき回し、
  矛を持ち上げると、滴り落ちた潮が積もり重なって島となった。これがオノゴロ島である。
  オノゴロ島に降りた二神は天の御柱 [みはしら] と八尋殿 [やひろどの] (広大な殿舎) を見立て、
  イザナギノミコトは左回りに、イザナミノミコトは右回りに天の御柱を巡り、
  出会った所で相手の魅力を褒めあい、この島で成婚する。

   (wikipediaから抜粋・要約)


オノコロ島の候補地のひとつ、沼島 [ぬしま] は、淡路島の南方約5km沖合いに浮かぶ小さな島です。
見どころはいろいろありますが、なんと言ってもおのころ神社上立神岩 [かみたてがみいわ] でしょう。




【おのころ神社】

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神社は港を見下ろす小山にある。
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社殿の脇のイザナギとイザナミが天の沼矛で、「こをろ、こをろ」とやっているところ。
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像の下には、沼島が出来ている。
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【上立神岩】

天の御柱になぞらえられています。
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≪余談1≫

 伊弉諾神宮(淡路市多賀)は、淡路国一宮。

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 祭神は、伊弉諾尊 [いざなぎのみこと] と伊弉冉尊 [いざなみのみこと] の二柱。
 ご朱印には、「幽宮」 の押印があります。
 [かくりのみや] と読みます。
 伊弉諾尊が余生を過ごした住居だったので、こう名付けられているようです。


「天の沼矛」 のお守り
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(ウラ)
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≪余談2≫

 淡路島には、淳仁天皇(大炊王、淡路廃帝)ゆかりの地が意外に多くあります。
 陵墓のほかに陵墓参考地が数か所、母親の墓、祭神とする大炊神社や野辺の宮など。

妙京寺 (淡路市中村) 門前の石柱
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淳仁天皇が淡路へ流されたときに幽閉された場所らしいのですが、
この石柱には 「淳仁天皇御建立大勝山妙京寺」 と書かれています。




近くの道路沿いには道標もある。
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 称徳天皇(孝謙天皇)に嫌われた淳仁天皇は、後見人の藤原仲麻呂の乱が平定されたあと、
 廃位を言い渡されて淡路国に配流。
 『続日本紀』 では、淡路公(淳仁天皇) は幽閉場所から逃亡を企てたものの失敗し、
 引き戻された翌日に押し込められた一郭の中で薨じたと書かれています。
 おそらく、まともな亡くなり方ではなかったでしょう。
 大炊神社や野辺の宮は鎮魂のために造営されたのでしょうか。
 東大寺二月堂修二会では神名帳が毎夜読み上げられますが、
 その最後にある御霊の段はいわゆる御霊さんたちを慰霊するためのもので、
 登場する11人のうち 「西寺[さいじ]の御霊」 は淳仁天皇のこと。
 歴史の闇を垣間見る気がします。

 再掲となりますが、せっかくなのでゆかりの書を紹介します。



淳仁天皇の現存する唯一の宸筆「宜」。

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 称徳(孝謙)天皇の現存する唯一の宸筆「宜」。

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(いずれも 「宸翰 天皇の書」展の図録から拝借)




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