ハイキング立ち寄り大明神 (44)



二月堂修二会で毎夜読み上げられる “神名帳” の神様のうち、ハイキングなどで立ち寄った神社のご紹介。

続きです。



● 葛城一言主神社 (奈良県御所市森脇)

   神名帳では、一言主大明神 [ひとことぬしノだいみょうじん] (42) ←神名帳で読み上げられる順番


  [かつらぎ ひとことぬし] 神社の創建も不詳とのこと。
  祭神の一言主大神は、雄略天皇が葛城山で狩をしていたときに現れ、
  「吾は悪事[まがごと]も一言、善事[よごと]も一言、言離[ことさか]の神、葛城の一言主の大神なり」
  と言ったそうです。
  「言離」とは、一言で解決すること。
  そういうことから、一言であればどんな願いごとも聴いてくださる神様として信仰されてきたと、
  境内の説明書きにある。
  願いごとを聴いて下さるのであって、叶えてくださるとは書かれていないのが、微妙なところ。
  ワタクシ、少々誤解しておりまして、
  いろいろな願いごとのうち、ひとつだけ叶えてくれる神様と思っていました。

  各地にある一言主神社の総本社と言われています。
  春日大社の境内にも分社があって、こちらも人気ですね。



一の鳥居
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背後の山は葛城山








二の鳥居
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土蜘蛛の塚 (境内)
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二の鳥居の脇にある土蜘蛛の塚
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≪余談1≫

一陽来復守り  [いちよう らいふく まもり]
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 「幸運が巡ってくる、金銀経済で融通無碍の力を得、また難儀に遭遇するときはその魔を滅し、
これを福に転じ、一年間の無事息災を祈祷したお守り」、だそうです。
 冬至の二日前から節分までの期間限定で授与されるこのお守り。
 冬至、大晦日、節分のいずれかの日の夜中12時(日が変わるとき)に玄関内の高いところに、
 恵方に向けて(今年2019年は東北東)貼ること、と条件が厳しい。
 1秒でも遅れたらアウトなのか、そのあたりを確認するのを忘れました。
 お守りの中に、小さな丸いものと葉っぱのようなものが入っているのがぼんやり透けて見えます。
 境内の説明板の内容からすると、南天の実と葉っぱなのかな。
 このお守りとともに、家族の人数分の肌守りも授与いただけます。





≪余談2≫

 近くの高天彦神社にも土蜘蛛の塚があります。


土蜘蛛塚 (境内)
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蜘蛛窟 (高天彦神社の東にある林の中)
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土蜘蛛の住みかとの言い伝え。



 葛城山東麓には、朝廷側に滅ぼされた土蜘蛛(先住民の蔑称)がいたことを暗示しているのではと考えます。





≪余談3≫

 葛城山の山頂近くには、雄略天皇の狩場の跡がある。


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≪余談4≫

 祇園祭の後祭にお出ましする役行者山では、役小角、一言主大神、葛城神(女神)の三体の人形が御神体。
 葛城山から大峰山まで石橋を架けるよう役小角から命令されて、
 なぜか使われる立場になっている一言主の神さまは鬼のような感じです。


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(京都・役行者山会所にて)







葛城一言主神社


JR玉手駅の近くに、役小角の出生地と伝わる吉祥草寺がある。





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