冥土通いの井戸


前回の記事で、京都の街はテーマパークのようだと書きましたが、そう思った一例を示しましょう。
もちろん個人的な印象ですけど。



平安時代に小野篁(おののたかむら)という人がいました。
エリート官僚で、漢学者でもあり、歌人でもありました。
「参議篁」の名で、百人一首にも採り上げられています。

   わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟

三蹟の一人である小野道風は孫。



このタカムラさん、実は裏稼業を持っていました。
昼は官僚として働き、夜は冥土に行って地獄の閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていた。。。。

現世から冥土に行くときに使ったのがこの井戸。

「冥土通いの井戸」




何でも、この井戸、入り口専用の一方通行なんだそうです。
出口はというと、それが何と去年2011年、隣接する旧境内で発見!されました。


「黄泉がえりの井戸」




すごいですねぇ。びっくりですねぇ。
ここは大人の対応ということで。


寺のお堂の中では六道地獄絵図が展示されていて、雰囲気を盛り上げていました。




「お迎え鐘」




精霊をお迎えする鐘。
四方が壁に囲まれていて鐘が見えませんが、壁にあいた穴から綱を引くと、鐘を鳴らすことができます。
穴からのぞくと、少しだけ鐘が見えます。


あ、このお寺、六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)と言います。
たまたま秋の特別寺宝展をやっていたので飛び入り拝観できましたが、普段は事前申し込みが要るようです。
(境内の散策は自由)







地元密着型スーパーマーケット「ハッピー六原」
お寺の前にあるのですけど、何となくテーマパークのウェルカムゲートみたいですね。







※「冥土通いの井戸」をのぞくと、それはそれはすごいことになってます。
 どんなにすごいかと言うと。。。。。それは実際に見てのお楽しみです。


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★白雪さん、こんばんは!
長岳寺の地獄図では各場面にワタクシが登場していて、後世の人に生きた教材になってます。
白雪さんもお仲間にどうぞ。
吉備真備も、菅原道真もスーパーエリート官僚はのちに超人や神様になってます。
やはりタカムラさんも一般人を超えた存在だったんですね。
おお、そうでしたか、ちちんぷいぷい。
前もって知っていれば録画しましたものを。。。。残念。

おはようございます。
井戸に入り閻魔様のお手伝いをしてみたいものですね。
その前に私自身が裁かれますか、そして地獄絵図のモデルになり後世の人に生きた教材になりますか。
それにしても楽しい言い伝えが残るのは歴史があるからでしょうね。
昨日の「ちちんぷいぷい」で吉野から談山神社まで歩かれていました。
懐かしく見ましたよ。
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