「頼朝と重源」展



上のパンフを開くとこうなる(観音開きタイプ)



7月21日(土)から「頼朝と重源」展が奈良国立博物館で始まります。 特設サイト→
サブタイトルは、「東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆」。
すでに近鉄や大阪市営地下鉄の駅構内にポスターが貼られていますよ。



平重衡の軍勢による南都焼き討ち(1180年12月28日)で、東大寺は多くの伽藍を失いました。
その後、東大寺の再興に尽力したのが俊乗房重源上人であり、最大の後援者が源頼朝でした。

東大寺がどれだけ頼朝に感謝しているかは、修二会(お水取り)の過去帳の読み上げで、ひときわ声高に 将軍頼朝右大将 と呼ばれているのでも分かります。

個人的には、「源頼朝像」が今回の一番の注目。
日本の肖像画の中で、屈指の傑作だと思います。
教科書に出ていたこの絵の実物を初めて目にしたとき、圧倒されましたよ。
   ・思いのほか大きな絵。
   ・非常に精緻で写実的。
   ・教科書では真っ黒だった服に、ちゃんと模様が描かれていた。
久し振りの再会で、また別の発見や感動があるかもしれません。

あ、この「源頼朝像」。
実は頼朝ではないとの説が出ていましたが、論争はどうなったんだろ。




展示品の中でもう1件注目しているのが、東大寺勧進所阿弥陀堂の四天王立像。

(パンフから)


阿弥陀堂は普段は非公開ですが、お堂には五劫思惟阿弥陀如来さんが安置されていて、その周りをこの四天王さんたちが守護しています。

五劫思惟阿弥陀如来さんのマグネット


以前、阿弥陀堂に行って五劫思惟さんを拝む機会があり、たまたま阿弥陀堂に居合わせた東大寺の上司永照師がいろいろ解説してくださったのを思い出しました。この四天王さんたち、まだ学術的な調査がほとんど行なわれていませんが、かなり素晴らしいもんやと思います、というようなことをおっしゃっていました。

四天王さん、小ぶりですがかなり精巧に作られた素晴らしいお像だったと記憶しています。




特別展「頼朝と重源」
   東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆

  会 期 :2012年7月21日(土)~ 9月17日(月・祝)
  会 場 :奈良国立博物館 東新館・西新館(第1室)
  休館日 :月曜日 ただし、8月13日(月)は開館
  開館時間:午前9時30分~午後6時
        ※入館は閉館の30分前まで
        ※毎週金曜日および8月5日(日)~14日(火)は午後7時まで開館


  [注意]
    国宝の源頼朝像の展示期間は、7月21日~8月19日です。
    それ以外にも、展示替えがありますので、
    奈良博のHPを事前にご確認いただくことをお勧めします。→




(オマケ)  「清盛と重源」→



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★Natterさん、追伸です。
上のコメントで、いきなりハトの話を出して、申し訳ありません。
そうそう、東大寺さんと鶴八さん、奈良と鎌倉それぞれで合同慰霊式典、やってはりましたね。
先日初めて体験した解除会も、二月堂修二会も、神仏習合してますし、今回の展覧会で、そのあたりの関係を少しでも理解できたらと思っています。

★Natterさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
この前の土曜日に奈良博の近くを通り過ぎましたが、それほど混んでいるような感じではありませんでしたね。
暑さのせいかもしれません。
東大寺の場合、時代的には宇佐八幡あたりから始まっているので、つながりは長く、深いのでしょうね。
手向山八幡もそうですけど、鶴八の扁額の「八」の字が、ハトが向かい合っているところも似ていて、面白いです。

昨日、行って参りました。国宝・重文級の貴重な展示品が多数ある特別展ですが、日曜なのに思ったより人が少なく、ゆったりと見られました。
鎌倉期における神仏習合の実態、とりわけ東大寺と八幡宮との密接な関係が良く判る展示でした。今般の東日本大震災に際して、東大寺と鶴岡八幡宮が合同で慰霊式典を続けているのも、こんな歴史的な背景があると知るとよく理解できます。

★かぎろひさん、こんばんは!
こういったタイプのパンフって、珍しいですね。
「頼朝」と「重源」の文字の後ろは像のシルエットになっているし、「と」の字が二重の役目をしているなど、デザイナーさん、苦心しましたね。
五劫思惟さんのマグネット、一目見て分かりづらかったので、写真を差し替えました。
普段はパソコンラックで、メモ留めとして活躍してます。
「清盛と重源」、どんな展覧会になることやら。(笑)

こんばんは!
今回の奈良博のパンフ、凝っていますよね。なかなかの大作だと思います。
頼朝の肖像画、実物をご覧になっているのですね。
私は今回が初なので、お聞きして、さらに楽しみになっております。
五劫思惟さん、クリアファイルだけじゃなくマグネットもお持ちでしたか^^
そうそう、「清盛と重源」展(笑)、ちょっと見てみたくなりました。奈良の人にとっては過酷な展覧会になりそうですが^^;
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