松本清張『火の路』



  松本清張の古代史ミステリー小説『火の路』をようやく読み終えました。
  専門的な内容が多くてね~。(ふぅ~)



20120121-01.jpg



  小説の舞台は奈良とイラン。
  主人公の女性古代史研究者が、飛鳥の石造遺跡を調べるために、
  奈良を訪れたときに事件が発生。
  その後、ああなって、こうなって、最後はそうなった。
    ※いちおうミステリー小説なので、ここまでにしときます。

  主人公に代弁させる形にして、
  飛鳥時代にペルシア人が日本にやって来て、
  それといっしょにゾロアスター教も伝来したとの仮説が展開されている、
  半ば清張の論文と言ってもいいでしょうね。

   ※ゾロアスター=ツァラトゥストラですね。 かく語ってほしい。(笑)


  飛鳥の石造遺跡とゾロアスター教との関係はいかに。


        <亀石>
    20111210-2-06-1.jpg




  小説では、龍王山の中腹にある古墳群も重要な舞台になっています。
  この古墳群の調査報告をはじめて考古学誌に載せたのは、
  うめぼし先生こと樋口清之先生で、昭和3年のことだったとも書いてあります。

        <龍王山古墳群>
    20110604-01-05.jpg




  「佐保」という地名は、渡来して住んでいたペルシヤ人が由来だとか、
  天照大御神の天照、斉明天皇の斉明、光明皇后の光明は火(=光)を崇拝する
  ゾロアスター教の影響を受けている、などの説も出てます。


  益田岩船にかかわる仮説など、小説での清張説は、
  その後の遺跡調査などで否定されつつあります。
  しかし、着眼点の鋭さはさすがですね。

  古代史ファンには興味津々のテーマですが、この小説を読むには気合いが要りますよ!


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非公開コメント

★らん♪さん、こんばんは!
たしかに、家でじっくり集中して読まないと、無理かも。
勤め先との行き帰りのちょっとした時間だと、♪3歩進んで、3歩下がる♪ 状態の読み進み具合でした。
★*ならら* さん、こんばんは!
残念ながら、テレビドラマは見逃しました。
テレビドラマにしにくいストーリー展開と思いますが。。。。やってたんですね。
原作とは違う展開だったのかも。
いちど見てみたいです。
★かぎろひ さん、こんばんは!
なるほど、龍王山行きはそのころからくすぶっていたんですね。
しかし、読みづらい小説でした。(笑)
『風の王国』、今度、読んでみます。

こんばんは!
奈良へ来た頃、かれこれ20数年前に夢中になって読みました。
龍王山はその頃から気になっていたのだと思います。
おかげさまで、昨年、めでたく登ることができまして感謝です。
タイムリーにも思い出させてくれましたね。
また読んでみたくなりました。
それから、二上山を舞台にした『風の王国』(五木寛之作)も同時に思い出しまして、こちらのほうも読みたくなった次第デス。

たいちょ こんばんは
大昔H*Kでドラマになってましたね!!
酒船石が、ああなってこうなって・・・^^;

へぇ~~
>ああなって、こうなって、最後はそうなった・・・んですね(^^)v
読んでみたいです!
でも、気合がいるなら真夏の暑くて家から出れない季節にしよっと。
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