冥途の飛脚・巡礼2[三輪]



忠兵衛は客から預かった金300両の封印を無断で切ってしまった。(封印切り)
つまり、横領してしまったのだ。

忠兵衛は実父のいる生まれ故郷の大和・新口(にのくち)村へ向けて
梅川とともに逃亡します。



  奈良の旅籠屋三輪の茶屋、
  五日三日夜を明かし、
  二十日あまりに四十両、
  使い果して二分残る、
  かねも霞むや初瀬山、
  よそに見捨てて親里の、
  新口村に着きけるが
            (『冥途の飛脚』から)





■ 「三輪の茶屋」の跡

  

  

  

  


梅川と忠兵衛のふたりが逃亡中に滞在した、奈良「三輪の茶屋」の跡。
二人は新口村へ向かう前に、「三輪の茶屋」という宿屋に数日間滞在しています。
建物は昭和時代まであったそうです。
「三輪の茶屋」のご子孫がその跡地に「梅川忠兵衛之碑」と由緒書の石碑を建てたそうです。

道路端に案内の看板があるので、門が開いていれば
庭の中にある石碑のところまで自由に入れるようです。
ご子孫のお宅の敷地内のようなので、迷惑をかけないよう心がけたいものです。

※由緒書にはかなり詳しいことが書かれています。
 興味のある方はぜひ現地で確認してみよう!


大神神社(おおみわじんじゃ)の一の鳥居から
JR三輪駅のほうに少し行ったところにあります。




■ 「三輪の茶屋」の門

「三輪の茶屋」の門が現存しています。
大神神社の二の鳥居の左側に、三輪素麺のそうめん処「森正」(もりしょう)があります。
森正の正面入口の門は、実は「三輪の茶屋」の門なのです。
伺ったら、大正5年に「三輪の茶屋」から移設したものだそうです。

  

  



森正のそうめん(3口ほど少なくなっている)
  





三輪山(その1)
  


三輪山(その2)
  





「三輪の茶屋」跡





そうめん処 森正







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★emirinさん、こんばんは!
「三輪の茶屋跡」の看板を見たことあるんですね。
さすがです。
森正の門のことも含めて、つい最近になって知ることになりましたので
さっそく「取材」ということに。(笑)
で、せっかく三輪で「取材」したなら、例の「おだまき塚」をどうしても見つけたくなりました。
発見難易度「高」レベルと思います。何にも標識ないし、今の時期は草に覆われているし。
そうそう、「おだまき」から「三輪」の語源が出てくるんですよね。
とても面白いです。
また何かありましたら、教えてください。
★白雪さん、こんばんは!
いやいや、この「取材」。
一段落したのですけど、しんどいどころか、もー楽しくて仕方ありませんでしたよ。
今日、記事のアップの仕方を調整したところ、
なんと、全7回のシリーズという超大作になってしまいそうです。
興味がなければスルーしていただいて構いませんので、
なにぶんお手柔らかにどうぞ!

コメントしづらかったのですがやはりして於かなければ申し訳ないと思いコメントさせていただきます。
私が徳さんと忠やんを間違えたばかりに隊長にしんどい目をさせているのではと・・・心苦しいです。が、姐さんのとはまた趣が違い面白いですし、新発見が有ります。
素麺3くち少ないなど大発見です。とにかく楽しいですね。

こんにちは!
前回から・・読ませて頂いてます!
面白いですね、「三輪の茶屋跡」の看板は見た事がありますが
その時、気にも止めませんでした(>_<)
勉強になりました。
「森正」の門も・・・今度から、見る目が変わります!
前回のコメントの中で・・「おだまき塚」から・・・
ネット検索で・・気がつけばいつの間にか・・・
「三輪の語源」まで探していました。
突き詰めていくと・・面白いですね。
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阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

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