正倉院正倉整備工事現場公開


第4回公開に続いて、今回(平成26年2月7日~11日)の第5回公開を見学しました。
工事期間中では最後の現場公開です。

今回の公開では、正倉の屋根から外された各時代の瓦を実際に触ったり、
持つことができるコーナーが設けられていました。
今回に限って、手に持って触ることが特別に許可されたそうです。

ワタクシも天平の甍を慈しむように持ち上げましたよ。

  

  


南都焼き討ちも、三好・松永の戦いも見てきた瓦です。
物理的な重さだけでなく、1000年以上経た歴史の重みや天平時代の職人さんたちの思いも
伝わってくるように感じました。


布目の跡がよく分かります。

  


重さは3kgあまりで、皆さん、ちょうど赤ちゃんを抱っこするようにそおっと持ってました。

  


鎌倉時代の瓦が一番しっかり作られていて、江戸時代のものは雑な作りだそうです。


現在は建物本体の修理は終わっていて、内部にガラスケースなどを戻す作業に入っている状況です。
ですから、倉の中にガラスケースが入っている状態を見ることができたのも、今回の公開だけです!


昔、雷が落ちたときの跡が残っているというのでその場所を聞いたら、
北倉の内側の上のほうにあるとのことでした。
ただ、一般公開で見えるところからは死角になっていて、直接見ることができませんでした。


係の方はとても親切に対応してくださり、説明も丁寧でよく分かりました。
ありがとうございました。

これまでの公開で配布された資料は、ここ→★からダウンロードできますよ。






あまり注目されていないであろう避雷針と導体です。
目障りかも知れませんが、文化財の保護のためには重要な対策です。













天平時代の瓦が流用されている部分。













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非公開コメント

なららさん、こんばんは!

ほんと、奇跡ですね。

瓦のことは疎くてよく分からないのですが、実際に目にして、手に取ると、鎌倉時代のものは違う気がしました。
今回新たに製作した瓦は、土の空気抜きをしっかりして非常に緻密なので、とても重いと聞きました。

なららさんも、現場公開に行かれたのでしょうか。

ワタクシ、腰痛持ちなので、そぅーーーーーと、持ち上げました。

No title

こんにちは

 正倉院と転害門が両戦火から免れたのが不思議なほどですよね。
実に不思議です!!

鎌倉時代の瓦南都復興処々で起こったものですから、軒瓦の文様もそれまでのものとは違い高まる機運を感じる者が多いです。

瓦、本当に重たいでしょ・・・
そう!オモイデス・・・
コシ、イタイデス・・・・

emirinさん、こんばんは!

同じ感動を共有できる人と語り合えるのは、嬉しいですねぇ。

避雷針と導体はこの距離だと目障りですけど、遠くから見るとそれほど気にならないのではと思います。
いかに外観を損なわないようにするか、ということもいろいろ考えられたのではないかと、推測しています。

瓦もそうですけど、柱などの木材が創建当時のものがそのまま残っているのが素晴らしいと、係りの方がおっしゃっていました。
ワタクシも同感。
正倉院のお宝同様、奇跡だと思います。

No title

お早うございます!

現場公開の見学・・本当に良かったです!
天平の瓦も、直に触る事ができるなんて・・・
恐る恐る触ってましたよ。
大きな赤ちゃんのような重さに驚きでした。

ガラスケースも今回が初めてなのですね
こちらもラッキー!
それから、係の方たちも親切丁寧でした。

瓦の上に設置された避雷導線も、かなり目立ちましたが
これも、正倉を守る為、逃がすためのものなのですね。
勉強になりました。
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なむさいじょう

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阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

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