玄昉さんの命日


6月18日は奈良時代の僧・玄昉さんの命日です。
墓は太宰府にありますが、奈良・海龍王寺の境内にもあります。
(墓と言うより供養塔?)




海龍王寺の初代住持でした。






『続日本紀』には天平18年(746)に亡くなった玄昉さんの卒伝があり、
藤原広嗣の怨霊によって殺されたなどと書かれていて、
不穏な背景の存在を暗示しているように読み取れます。


玄昉さんが唐から持ち帰った多くの経典の中に、
不空羂索観音にゆかりのものがあったようです。
奈良時代に不空羂索観音信仰があったことは、
東大寺法華堂の不空羂索観音像の存在で明らかです。
玄昉さんが経典を持ち帰らなかったら、この観音像は制作されなかったかも知れません。




唐の玄宗皇帝に才能を認められ、帰国後も活躍したにもかかわらず、
負の部分が強調され過ぎて、正当な評価がされていないような気がします。
もっと顕彰されてもいいと思うのですが、どうでしょうか。


奈良の福智院は玄昉さんが開基です。
福智院では6月18日に玄昉忌が営まれます。


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★かぎろひさん、こんばんは!
やはり、同感の方がいらっしゃいました。
玄昉さん道鏡さんも有能だったのに、歴史の歯車が少しずれただけで評価がまるで違ってしまって、お気の毒です。
その点、吉備真備は幸運でしたね。
絵の中で空を飛んで、後世、多くの人に大喜びされているし。(笑)

こんばんは!
>正当な評価がされていないような気がします。
もっと顕彰されてもいいと思うのですが、どうでしょうか。
同感です~
道鏡さんも同じような感じ。
お二人とも、人並みはずれた才能をもち、行動的で、人間的にも男性的にも素敵だったのではと想像しています。。。
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