三輪山と三島由紀夫




201501250033-111.jpg


三島由紀夫揮毫の記念碑。
狭井神社(大神神社の摂社)の参道沿いにあります。

記念碑の脇にある大神神社の説明板から要約。

    三島由紀夫は『豊饒の海』4部作の第二巻「奔馬」の執筆にあたって、
    古神道の研究のため、昭和41年6月、奈良・率川神社[いさがわじんじゃ]の
    三枝祭[さいくさのまつり]に参列。
    ついで、ドナルド・キーン氏と8月22日再度来社し、社務所に3泊参籠した。
    同23日、三輪山のふもとにある山の辺の道を散策。
    同24日、三輪山頂上へ登拝。
    お山を下りたあと、拝殿で神職の雅楽講習終了奉告祭に参列。
    感銘を受けた三島は直ちに色紙に「清明」、「雲靉靆」としたためた。
    後日、感懐が寄せられた。
      「・・・・・大神神社の神域は、ただ清明の一語に尽き、
       神のおん懐ろに抱かれて過ごした日夜は終生忘れえぬ思ひ出であります。
        又、お山へ登るお許しも得まして、頂上の太古からの磐座をおろがみ、
       そのすぐ上は青空でありますから、神の御座の裳裾に触れるやうな感が
       ありました。・・・・・」
(抜粋)




率川神社は大神神社の摂社です。
三島は古神道の研究にあたって、奈良の大神神社とその摂社、三輪山などへ赴きました。
そこで確かめて実感したことが「奔馬」に反映されているようです。

ワタクシは『豊饒の海』4部作を学生の頃に読みました。
第一巻「春の雪」が一番印象に残ったのは、若かったせいかな。
「春の雪」の主人公の恋人・聡子が出家した月修寺は奈良・圓照寺がモデルで、
三輪山に登拝した年の前年に三島は取材のため圓照寺を訪問したようです。





201501250007-111.jpg
大神神社





関連記事

tag : 三島由紀夫

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
プロフィール

なむさいじょう

Author:なむさいじょう



阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

※2013年までの過去記事は本サイトへインポート後、一部を除いてリンクの更新等を行なっておりませんので見苦しい部分があります。ご了承ください。
※過去記事へのコメントも歓迎。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
QRコード
QR