南山城・寺社めぐり(1)



南山城(京都府南部地域)には古い寺院が点在し、白鳳や天平時代の仏像も残されていて、
友人が京都だか奈良だかよく分からん地域と言っていたのを思い出しました。
いわゆる観光名所としての京都と奈良に挟まれていて、途中下車せず通過してしまう地域。
途中下車してもアクセスが悪くて、気軽に行けない寺院が多い地域。
そんなイメージを抱いていた中、昨年2014年春に京都国立博物館で開催された
「南山城の古寺巡礼」展では、めったにお目にかかれない仏像など多様な文化財がまとまって展示され、
南山城の歴史や仏教文化の奥深さを知り、次はホームでお目にかかりたいと思っていました。


今回、JR奈良線の棚倉駅で下車し、南山城のほんの一部ですが
寄り道しながら巡りましたので、数回に分けてざっくりとご紹介します。




(1) 神童寺

棚倉駅で降りて徒歩40分ほどだったでしょうか。
神童寺への道は舗装されているとはいえ、ほとんど通行がありません。
周りは竹林が非常に多いです。
茶畑もあちこちに。
小川のせせらぎ、鳥の鳴き声、枝から落ちるドングリの音。
そんな音を聞き、爽やかな秋風を感じることができるのも、歩きだからこそ。



棚倉駅ではカニがお出迎え
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茶畑
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柿と竹林と
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柿の実はあちこちに。コスモスはほぼ終わり。
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途中にある腰折地蔵
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神童寺
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神童寺・本堂(蔵王堂)
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ご住職の説明や頂いた拝観のしおりには、全山で26坊ある大寺院だったが、
興福寺の末寺だったため、治承4年(1180)、“平資盛[すけもり]”の軍勢に焼かれた、とのこと。

  (なむ).。oO(えっ? “しげひら”では?)

  (重衡) 「・・・かも」
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源頼朝が寺院を再建したそうですが、元弘元年(1331)に再び焼失したとのこと。
そんな兵火を免れた平安時代の仏像が6体(いずれも国重文)もあるのが驚きです。
それらの仏像の一部は、本堂の裏山上にある収蔵庫に安置されています。
昨年2014年の「南山城の古寺巡礼」展への出展を契機に、収蔵庫を改装したとのことです。
そういえば、「南山城の古寺巡礼」展では、お茶目な白不動さんや、
矢を天に向けている愛染さん、日光・月光菩薩さんなど、興味深い仏像がお出ましでした。



収蔵庫前から本堂越しに集落を俯瞰。
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ご住職の話では、集落の過疎化が進んでいるそうです。



以前、『TV見仏記』でMJとISがこの神童寺を訪れ(2002年)、
ご対応されたご住職を仏像のようだと評していましたが、
そのご住職はすでに遷化されたそうです。
お目にかかりたかった。残念。




途中、JR奈良線の踏切があり、渡ったところで警報音が鳴り、即反応。

221系(改善済み)
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 ※ 続く





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コメントの投稿

非公開コメント

かぎろひさん、こんばんは!

コメントありがとうございます。

ようやく実現しました。
収蔵庫からの風景、確かに初瀬谷のようですね。

次の記事の準備に時間がかかりそうなのですが、
かぎろひ歴史探訪ウォークと訪問先が一部かぶります。
ご容赦ください。
帰りは玉水駅でした。

すぐにでも行きたい風情

こんにちは。

上狛~棚倉~玉水あたりは大好きな雰囲気があります。
でも、線路や木津川ちかくを歩くだけで、ちょっと離れた所へはなかなか行けておりません。
神童寺しかり。魅力的ですねぇ。行ってみたい。か弱い女性1人でも大丈夫ですか、とは聞きません(笑)

急接近の山と山に挟まれた集落の写真を見て息をのみました。
初瀬谷というようなものではありませんね。

続きも楽しみにしております。
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阪神エリア在住のおっさん。
時間を見つけては奈良めぐり。

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