在原業平ゆかりの地を行く(12)



14.業平橋 (斑鳩町)

 業平道をさらに西へ進むと、富雄川に出ます。
 川に架かる橋は「業平橋」。


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 幅が狭く、歩行者や二輪車しか通れないようです。
 業平のころにも、橋があったのでしょうか。
 この程度の水量なら、橋がなくても渡れそうな気がしますが。




 「業平橋」の少し南には自動車も通る「新業平橋」があって、
 その中ほどの歩道に業平道についての説明板が設置されています。


金剛山・葛城山と二上山 (@新業平橋)
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 「新業平橋」の西側には、聖徳太子ゆかりの上宮[かみや]遺跡公園や
 成福寺[じょうふくじ]があります。

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 このあたりは、晩年の聖徳太子が膳大郎女 [かしわでおおいらつめ] と暮らした
 飽波葦垣宮 [あくなみあしがきのみや] があった地とされています。

 遺跡公園の片隅に、業平の歌碑があります。

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    ちはやふる かみよもきかず たつた川
    からくれなゐに 水くくるとは

 この歌が載っている『古今和歌集』には、
 歌が詠まれた背景などを説明する詞書 [ことばがき] も添えられていて、
   「二条の后の春宮の御息所と申しける時に、
    御屏風に竜田川にもみじ流れたる絵 [かた] を描 [か ]けりけるを
    題にて詠める」
 とあり、実は屏風歌とわかります。
 屏風歌とは、大和絵の屏風につけられた和歌のこと。
 つまり、実景ではなく、屏風に描かれた絵を見て詠まれた歌なのです。
 だからといって、業平は竜田川の紅葉を見たことがない、ということではありません。




業平橋 (@斑鳩町)






“以和為貴”
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@上宮遺跡公園







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