重源ゆかりの山口 (1) ~ 上人像/南大門



俊乗房重源さん
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今年2016年の夏、山口県山口市徳地(とくぢ)と防府市にある重源さんゆかりの地を再訪しました。
前回(2009年夏)とほぼ同じところを巡りましたが、
今回新たに訪問した場所もあり、前回記事の増補改訂版として改めてアップします。

なお、“今重源”とも称された故・筒井寛秀師(東大寺長老)著 『誰も知らない東大寺』 も参考にしています。






まず、山口市徳地と重源上人について。

俊乗房重源さん(1121-1206)は、治承4年(1180)の南都焼き討ちで焼失した東大寺の再建のため、
用材となる大木を求めて周防国(すおうのくに)、今の山口県の南東部に入りました。
その当時に伐り出された用材は東大寺南大門の仁王像などに使われ、今も残っています。


山口市徳地のあたり



2005年に山口市と合併する前は徳地町○○という住所表記でしたが、現在は山口市徳地○○ という表記になっています。
中国自動車道・徳地インターチェンジの南側が徳地の中心地(徳地堀)です。
徳地を流れ、南隣りの防府市を経由して瀬戸内海に注ぐ佐波川 [さばがわ] も注目ですよ。






【重源上人像と顕彰碑】 (山口市徳地堀)


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県道184号沿いにあります。
重源さんが用材で組まれた筏に乗って、佐波川を下っている姿です。

上人像には2つの説明板があります。

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この上人像の横にある顕彰碑の書は、筒井寛秀師によるもの。

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800年以上も前に奈良へ運ばれた大木がこの佐波川を下ったのかと思うと、感慨無量です。

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(徳地と防府市の境あたり)








【南大門】 (山口市徳地堀)


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徳地の特産品販売所兼観光案内所です。
東大寺南大門を模した造りの建物です。



おそらく徳地で一番賑わっているあたりの交差点。
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山口の住人にはお馴染みのマルキュウの看板の奥に、南大門の屋根がチラ見え。



重源さんゆかりの徳地の史跡のチラシも、南大門で入手しました。

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印は重源さんゆかりの場所 (伝説も含んでいると思います)






上人像の説明文といい、南大門も造ってしまうなど、
徳地では重源さんへの尊敬・感謝の念が今も受け継がれていることが分かります。




徳地深谷にある 重源の郷 へ行ったことがありますが、
  “そば打ち、紙すき、藍染め、木工体験ができ、緑豊かな里山の茅葺き屋根や水車など、
   昔懐かしい山村風景を再現しています。
   桜やアジサイ、モミジなど四季を通じて楽しめる体験交流公園です。” (HPから抜粋)
というように、重源さんの史跡ではありませんので念のため。


(続く)



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